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ランド・ノリス「マクラーレンはまだ2年前のメルセデスに追い付いていない」

2020年02月28日(金)19:17 pm

ランド・ノリスがマクラーレンの2020年型F1マシンには昨年からあまり改善されていない箇所もまだいくつかあると語った。

マクラーレンはホンダからルノーエンジンにスイッチして迎えた2年目のシーズンであった2019年をコンストラクターズランキング4位という結果で終えることができた。

エンジン供給元であるルノーを上回ってトップ3チームに次ぐ位置を確保できたことに自信を得たマクラーレンは、2020年の目標をトップ3とのギャップをさらに縮めることに置いている。

だが、先週から今週にかけて合計6日間で行われた今季のプレシーズンテストでは、マクラーレンはルノーとほぼ互角の位置にいるものの、レーシングポイントがその上に位置しているのは明らかだった。

2019年にマクラーレンでF1デビューを飾り、ドライバーズランキング11位で初シーズンを終えた20歳のイギリス出身ドライバーであるノリスはスペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。

「クルマは運転するのがもっと楽しいものになったよ」

「余裕ができたし、一貫性も増したから、運転するのが楽しいよ。いくつかのことが改善されているんだ」

「僕たちはクルマのいいところと、もっと改善に努める必要があるところを理解できていると思っている。そしてそういうエリアはオーストラリア(開幕戦/3月15日決勝)に向けて簡単に改善できるようなものではないよ。だけど、僕たちはそれが何であるのかは分かっているし、それはいいことさ」

「僕は2019年から進歩を遂げたいくつかの方向には満足しているよ。だけど、そのほかのエリアに関しては望んでいたほどには良くなっていないよ」

今年のプレシーズンテストでは、すでに同じバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われたスペインGPでのポールポジションタイムが塗り替えられるなどマシンのスピードが大きく改善されている。

昨年は下位に沈んでいたチームも大きなスピードアップを果たしており、中には2020年のF1は史上最速のF1マシンで戦われるシーズンになるだろうとコメントしている者もいる。

だが、ノリスは少し異なる受け止め方をしているようだ。

「すごく速くなった、とまでは僕は言わないよ」

そう語ったノリスは次のように付け加えた。

「メルセデスを除けば、誰も昨年のメルセデスと同じくらい速い者はいないと言っておくよ。僕たちは2年前のメルセデスの速さにもまだ追い付いていないんだから」

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