ダニエル・リカルドはここまでのところルノーの2020年型F1マシンから好印象を得ているようだ。
レッドブルの育成ドライバーとしてF1キャリアを築き上げてきたオーストラリア出身のリカルドだが、2018年シーズンを最後にトップチームのレッドブルを離脱し、ルノーと2年契約を結んでいる。
だが、2019年のルノーは期待されたようなパフォーマンスを発揮することができず、リカルドもかなりフラストレーションを抱えたのは間違いない。そして今年でルノーとの契約が切れるリカルドに関してはフェラーリ移籍のうわさもしばらく前からささやかれるようになっている。
最近では、ルノーの首脳陣もこのままではリカルドを2021年以降もチームに残留させることができるかどうか分からないと弱気の発言をしたことが伝えられている。
だが、30歳のリカルドはこのほどドイツの『motorsport-total.com』に対し次のように語った。
「もちろん、表彰台に上りたいと思っている。表彰台が恋しいよ」
「だけど、トップ5にいないからといって、僕が消えてしまったわけじゃないんだ」
「それに、チーム内の士気や情熱にも目を向ける必要がある。彼らがメルセデスがやっているように、改革を推し進めようと頑張っているのか、笑われないためにどれほど勇敢になれるのかをね」
そう語ったリカルドは次のように付け加えた。
「現時点ではいい兆候が見えているよ」
しかし、リカルドは2021年以降のことを考えるためにはもう少し様子を見ていく必要もあると認めている。
「クルマの第一印象は良かったよ。間違いなく(2019年よりも)よくなるだろうと思う。でも、問題はどれほどよくなるのかなんだ」
リカルドはそうコメントすると、次のように付け加えた。
「序盤の数レースでそれが見えてくるだろうね」