セバスチャン・ベッテルが2021年の契約についてフェラーリと話し合う時間は「十分にある」と語った。
2019年シーズンには新たなチームメートとなったシャルル・ルクレールに敗れ、フェラーリのナンバー1ドライバーという地位を失ってしまったベッテル。
フェラーリはルクレールとの契約はすでに2024年まで延長したものの、今年で契約が切れるベッテルの処遇に関してはまだ態度を明らかにしていない。
チーム代表のマッティア・ビノットは、ベッテルと2021年も契約を結ぶかどうかはシーズン序盤のレースを見ながら慎重に考えたいとしている。
32歳のベッテルは、母国ドイツのテレビ局『RTL』に、現状を次のように説明している。
「状況はこんな感じさ。僕たちは2021年のことについて話し合っているけれど、まだ2020年シーズンは始まってもいないんだ。話し合いをする時間は十分にあると思っているよ」
ベッテルはさらに、シーズンオフの間に2019年は何がまずかったのかを集中的に分析してきたと明かし、次のように続けた。
「いつもネジは巻いているよ。だけど、結局のところ僕たちにはチームとしての強さが十分ではなかったということさ。僕にとってもいい年ではなかったよ」
「ただ、うまくいかなかったんだ」
そう語ったベッテルは、現時点ではまだ焦る必要はないと次のように主張した。
「3年前の状況と比べれば、僕は8月まで契約を結んでいなかったんだ」
「それが大きく変わるとは思っていないよ。どこかの時点で、僕たちはこの問題、つまり僕の将来のことに関して全て決着をつけなくてはならない。だけど、僕たちにはまだ十分な時間があるよ」