フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2020年型F1マシン『SF1000』はいくつかの部分においてさらに「急進的」なものとなっていると主張した。
ビノットは、11日(火)に発表された『SF1000』についてイタリアのメディアに次のように語った。
「(2019年型車と)同じように見えることは分かっている。だが、そうではないと断言するよ」
「昨年のクルマの進化型だ。だが、(2019年型車も)いくつかのエリアは急進的なものでもあった」
今年フェラーリで2年目のシーズンを迎えるシャルル・ルクレールはそれに付け加えて次のように語った。
「マシンの特定のエリアにはさらにもう少し急進的な選択が施されているよ」
「すごく多くの作業が行われたよ。僕は必ずしもほかのチームがやったことに追従する必要があるとは思っていないんだ」
実際のところ、2021年にはF1史上でも最大規模になるだろうと言われているルール変更が行われることになるが、今年は昨年のルールがほぼそのまま引き継がれる。そのため、ほとんどのチームの2020年型マシンは2019年型の延長線上にあるものだと考えられている。
ビノットはフェラーリの2020年型マシンは2019年型の能力を極限にまで高めたものだと次のように付け加えている。
「昨年のマシンは出発点だったんだ。我々はすべてのコンセプトを極限にまで持っていったよ」