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F1中国GPの「開催延期」が間もなく正式発表か

2020年02月12日(水)17:06 pm

イギリスの主要メディアが、4月19日に決勝レースが予定されている今季のF1第4戦中国GPの延期が間もなく正式に発表されることになると報じている。

武漢で発生した新型コロナウイルスの猛威はいまだ収まる気配を見せておらず、4月に上海で予定されている中国GPの開催実現は難しいだろうとの見方が強くなっている。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)も2月初旬に「FIAは今後のレースカレンダーを検証し、もし必要であれば、世界的なモータースポーツ・コミュニティと多くの市民を保護するために必要なあらゆる措置を講じていく」との声明を出し、状況を見守りつつ、レース日程の変更も含めて必要な措置を講ずることになると示唆していた。

そして、最新の情報によれば、少なくとも今季の中国GPが「延期」されることが確定的となり、一両日中に正式発表されるだろうという。

11日(火)に2020年型F1マシンを発表したフェラーリのマッティア・ビノット(チーム代表)は『Sky Italia(スカイ・イタリア)』から中国GPの件について質問されると次のように答えた。

「スポーツの観点から見れば、グランプリを失うのは好ましいことではないよ。中国にいくのは常に楽しいからね」

「レースがない月が生じてしまうのもF1にとっていいことではないよ」

4月上旬に初開催が予定されているベトナムGPの開催も危惧されていることを示唆したビノットは、今年はF1史上最多となる年間22戦がカレンダーに組み込まれているだけに、中国GPの日程を変更するのは困難だろうと次のように付け加えた。

「カレンダーはものすごくタイトだし、あとにずらすのは難しいだろう。すでに7回も2週連続でのレースが予定されているからね。そういう期間もあるだけに、(中国GPのリスケジュールは)非常に難しくなるよ」

最新情報が正しければ、F1は13日(木)もしくは14日(金)に中国GPの「延期」を発表することになると思われるが、実際のところ、中国GPの延期日程を確保できるのかどうかは不透明な状況が続くことになるかもしれない。

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