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【F1新車】ハースF1が一番乗りで新カラーリングを発表 ハースらしいカラーリングへ

2020年02月07日(金)1:47 am

いよいよ2020年のF1が動き出した。

2020年2月6日(木)、ハースF1チームが新車『VF-20』の新カラーリングを発表した。

●【写真ギャラリー】ハースF1チーム、新車『VF-20』の新カラーリング発表!

そのカラーリングは、オーナーのジーン・ハースが所有する工作機械企業『Haas Automation』に関連した伝統的なカラーであるグレー、レッド、ブラックとなっており、昨年途中までタイトルスポンサーだったリッチエナジーのために採用していたブラック&ゴールドのカラーリングを捨てた。

スポンサーは『Haas Automation』がサイドポッド、エンジンカバー、フロントウィングのエンドプレート、リアウィングに見られ、チームパートナーである『JACK&JONES』、『PEAK』、『BlueDEF』、『Richard Mille』、『Alpinestars』、『Windshear』、『Pirelli』のロゴも貼られている。『MindMaze』と『Nominet』のロゴは、トラックサイドに掲示されるようだ。

しかし、こうしてレンダリングで発表したカラーリングは、第1戦オーストラリアGPには大幅に進化することもあるため、今後の動向には注目しておきたい。

■本当の新型車『VF-20』はテスト初日にお披露目

ハースF1の本当の新型車『VF-20』は、プレシーズンテスト初日となる2月19日水曜日、テスト開始1時間前の午前8時にスペインのバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで発表される。

テストでのドライバースケジュールは、初日がケビン・マグヌッセン、2日目の木曜日はロマン・グロージャン、3日目の金曜日は両ドライバーが分担してドライブする予定だ。

■2019年は9位。問題は本当に解決?

2019年シーズンはハースにとって忘れたいシーズンとなった。2018年のコンストラクターズチャンピオンシップで5位を獲得し、2019年は中団グループをリードする存在になることを期待していたものの、ランキング9位で終える結果となった。

『VF-20』は、レギュレーションに変化がないこともあり昨年の進化型となるが、チームとしては昨年失速した問題は解決していると願いたいところだろう。

■シュタイナー代表「走行距離、信頼性、スピードを期待」

チームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは次のようにコメントした。

「新しく開発されたF1カーを見るのはいつだってエキサイティングだよ。間違いなくVF-20は昨年のクルマでは実現できなかったものでなければならない」

「今シーズンのレギュレーションは安定しているため、VF-20を設計するにあたり、クルマに対する理解を深め、解決策を見つけるためにさらに精査できた」

「昨年は間違いなく失敗だったが、チーム全員が学んだよ。VF-20のトラックデビューを楽しみにしている。テストではいつものように多くのことをする必要があるが、オーストラリアGPに向けて多くの走行距離、信頼性、スピードがあることを期待しているよ。」

■オーナーのジーン・ハース「学びを活かして5位に戻る」

Haas Automationの創設者でありHaasF1チームの会長であるジーン・ハースは次のようにコメントした。

「クルマがより馴染みのあるハースオートメーションのカラーに戻ったことを嬉しく思うよ。それは確かに人々が(これはハースだと)見分けられるカラーリングだ」

「率直に言うと、VF-20が、コンストラクターズチャンピオンシップで5位になった2018年に戻れることを望んでいるよ」

「2019年はタフなシーズンだった。我々はすべてのF1チームが避けることができない実践で学ぶという機械を通ってきたんだ」

「私はこの教訓から学び、VF-20により競争力を持たせるために知見が活かされていると信じているよ」

「私にとって重要なのは、中団争いに戻り、絶えずポイントを獲得し続けること。我々には確かな能力があり、それができる組織として証明されているんだ」

■プレシーズンテスト

開幕前のプレシーズンテスト1回目は2月19日〜21日、2回目は2月26日〜28日まで、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットで行われる。

2020年F1世界選手権は、3月15日(日)にオーストラリアのメルボルンで開幕する。

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