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【フェラーリ】今もベッテルが重要な存在であることに変わりはない

2020年02月05日(水)19:28 pm

フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローラン・メキーが、チームは今でもセバスチャン・ベッテルを最大限に支援していると主張した。

レッドブル在籍時の2010年から2013年にかけて4年連続でF1チャンピオンとなったベッテルだが、2019年は2年目のF1シーズンを迎えたばかりの新チームメートであるシャルル・ルクレールに負けるという屈辱を味わってしまった。

その22歳のルクレールはすでにフェラーリとの2024年までの新契約書をその手に収めている。だが、今季で現在の契約が切れるベッテルが来季もフェラーリに残ることができるのかどうかは不透明なままだ。

だが、2017年までF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のF1競技副委員長と安全対策責任者であったメキーは、今もフェラーリにとってベッテルが重要な存在であることに変わりはないとイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語った。

「彼のDNAには生まれながらのリーダーシップとしての資質が刻まれているし、我々のプロジェクトのキーパーソンだよ」

「彼は常に的確な言葉を見つけることができるし、冷静で、やる気にも満ちている。理論的には、ドライバーと長く一緒にやればやるだけ彼らから得られるものも多いわけだし、セバスチャンにもそれが当てはまると言えるよ」

だが、そのベッテルにとっては2020年シーズンが自身のキャリアにおける正念場となるのは間違いないだろう。

2019年シーズン開幕当初はベッテルがフェラーリのナンバー1ドライバーだと明確に語っていたチーム代表のマッティア・ビノットも、2020年に向けてはベッテルとルクレールは公平に処遇されるとしている。つまり、ルクレールが新たなナンバー1ドライバーであるとは公言されていないものの、少なくともベッテルがナンバー1の地位を失ったのは確かだ。

2019年からフェラーリのチーム代表を務めている50歳のビノットは次のように語っている。

「彼ら(ベッテルとルクレール)は、今シーズンは同じレベルでスタートすることになる。最優先されるのはチームだ」

「もし、シーズンのどこかの時点で彼らのうちどちらかが選手権で大きく優位に立つことになれば、そのときに考えることになるだろう」

「そういうシナリオにおいては、我々が勝利するチャンスを最大限にするために彼らのうちどちらか1人に集中するのは全く自然であり当然のことだ」

そう語ったビノットは次のように付け加えた。

「だが、今のところは、そのことを考えるには時期尚早だよ」

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