最近、レーシングポイントのオーナーであるローレンス・ストロールがアストンマーティンを買収したことより、2021年からレーシングポイントがアストンマーティンと名前を変えることが明らかとなった。
しかし、有名な自動車メーカーの名前を掲げたからといってチーム力がすぐに向上することが保証されるわけではないのは、2019年のアルファロメオを見ても明らかだろう。
かつてジョーダンやジャガーでテクニカルディレクターを務めていたゲイリー・アンダーソンは、レーシングポイントに対して「焦るべきではない」との助言を行っている。
「アストンマーティンのニュースはレーシングポイントにとっては前向きなものだ。だが、ひとつ心配なのは、大きな野心を抱き過ぎると大切なものを見落としてしまう可能性があるということだ」
そう語ったアンダーソンは次のように付け加えた。
「レースにおいても技術グループにおいても、チーム内にオーナーシップによって持ち去られることのない大きな強みが築かれていることが最も重要なんだ」