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「2021年の18インチタイヤ導入はくつがえらない」とF1タイヤサプライヤーのピレリ

2020年02月01日(土)5:45 am

F1公式タイヤサプライヤーであるピレリが、2021年シーズン以降のF1マシンは間違いなく18インチホイールを装着することになると主張した。

2019年はタイヤに苦しめられたチームが多かったものの、F1チームたちはピレリが用意した2020年仕様タイヤを拒否し、今年も2019年仕様のタイヤを継続使用することになっている。

ピレリは不評だった2019年タイヤの特性を見直して新たに2020年用タイヤを開発したわけだが、今年は昨年とF1技術ルールがほとんど変わらないため、チームとしてはここでまた新しいタイヤを持ち込まれるよりも昨年のデータが利用できる2019年仕様タイヤを使う方がよいと判断したものだ。

しかし、2021年にはF1ルールが大幅に変更されることになり、ホイールもこれまでの13インチから18インチに変わることになっている。

だが、今回のようにチームたちがどたんばになって18インチホイールの導入を拒否する可能性はないのだろうか?

これに関し、ピレリの自動車レース責任者であるマリオ・イゾラは「13インチタイヤに戻す可能性は全くないよ」と答えている。

実際のところ、すでに2021年に導入されるF1技術ルールの骨子が明らかとなっているが、それは18インチタイヤを前提としたものだ。そして、すでに全チームがピレリに18インチタイヤのテスト用車両を提供することに合意しているとも伝えられている。

「2019年に3回のテストを行ったが、18インチタイヤに対する初期フィードバックはいいものだった。だから、今年驚くようなことが起きるとは思っていないよ」

2019年の9月にフランスのポール・リカール・サーキットで行われたテストでは、18インチタイヤを装着したマシンが200ラップ以上、何の問題もなく走行できたことを明らかにしたイゾラは次のように付け加えた。

「全て新しいものに変われば何か問題が発生するだろうと考えるのが普通だ。だが、全く何の問題も起きなかったよ」

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