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「ダニエル・リカルドのジョークが聞けなくなったのはさびしい」とレッドブル

2020年01月31日(金)18:51 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、チームからダニエル・リカルド(現ルノー)が去ってしまったのはショックだったと認めた。

レッドブルの育成ドライバーとしてF1キャリアを歩んできたオーストラリア出身のリカルドだが、2018年シーズン中盤に2019年にルノーに移籍すると発表し世界を驚かせた。

マルコは当時のことを思い出しながらドイツの『Motorsport-Magazine.com』に次のように語った。

「彼がルノーに行くと知ったときにはチーム全員がショックを受けていたよ」

想定外だったリカルドの離脱により、レッドブルは2019年シーズンに向けて急遽その後任ドライバーを決めなくてはならなかった。

そしてレッドブルは2018年にトロロッソで初のF1フルシーズンを戦ったばかりだったピエール・ガスリーを抜擢。ガスリーが抜けたトロロッソの穴を埋めるため、すでにフォーミュラE参戦が決まっていたタイ国籍ドライバーのアレクサンダー・アルボンを獲得するという少々ドタバタ気味のドライバー人事を行っていた。

だが、2019年シーズンが始まってみると、ガスリーが期待された結果を出すことができず、シーズン後半にはガスリーとアルボンを入れ替えるという事態に発展していた。

そのアルボンは期待以上の仕事をしてくれたとマルコは次のように語っている。

「アレックスは非常によくやったよ。彼はクルマを一度もテストすることもなくチームに加わったが、ハミルトン(メルセデス)にぶつけられてしまったブラジルを除けば全てのレースでポイントを獲得してみせた」

「彼は自分に厳しく、どうすれば自分が改善できるかが分かっている。それはものすごくいいことだ。今年も彼がフェルスタッペンのいいチームメートとなることを願っているよ」

そう語ったマルコだが、リカルドがいないことをさびしく思うこともあると認めている。

「チームの雰囲気はいいよ。だが、彼が去ってからは以前ほど陽気ではなくなったね」

「彼は最速ドライバーのひとりだし、必要なときには見事な巻き返しを見せることができるんだ」

76歳のマルコはそう語ると微笑みを浮かべながら次のように付け加えた

「それに彼のジョークが聞けないのもさびしいよ」

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