「ルクレールはすぐにF1チャンピオンになれる」とジャン・アレジ
かつてフェラーリで活躍した元F1ドライバーのジャン・アレジが、シャルル・ルクレールは“すぐに”F1チャンピオンになるだろうと語った。
2018年にアルファロメオ・ザウバーでF1デビューを飾ったモナコ出身ドライバーのルクレールだが、名門フェラーリのシートを獲得した2019年には過去4度F1王座についたチームメートのセバスチャン・ベッテルを上回る結果を残してみせた。
フェラーリはこの将来有望な22歳の若手ドライバーとの契約を2024年まで延長するなど、その期待の大きさを示している。
このほどドイツの『Speedweek（スピードウィーク）』が報じたところによれば、ルクレールはF1公式タイヤサプライヤーであるピレリに招かれ、2021年に導入される予定の18インチホイール用タイヤのテストを2月にヘレス・サーキットで行うことになったという。
だが、ピレリは今年いっぱいでフェラーリとの契約が切れるベッテルには声をかけなかったと『Speedweek（スピードウィーク）』は付け加えている。
そのルクレールに関して、1991年から5年にわたってフェラーリに在籍していたアレジはイタリア放送協会『RAI』の『Radio 2』に「驚異的だ」と語り、次のように付け加えた。
「間違いなく彼はすぐにF1チャンピオンになるよ」
55歳となったアレジだが、20歳となった息子のジュリアーノがF1のサポートレースとして行われることが多いF2に参戦していたこともあり、2019年はよくF1レースにも姿を見せていた。
そのアレジは、自分は現在のF1の大ファンだと主張している。
「退屈なものになったというのは間違いだよ。我々が違う見方をしているんだ」
「ドライバーたちにはやる気があるし訓練されている。クルマは速いしパワフルだ」
そう語ったアレジは次のように付け加えた。
「F1には常に素晴らしいバトルがある。私は今でも好きだよ」
