【フェラーリ】F1プレシーズンテストに向けて2種類のマシンを用意か
フェラーリが2月に行われるF1プレシーズンテストに向けて2種類のF1マシンを準備してくる可能性があると考えられている。
最近、フェラーリが準備している2020年型F1マシンには空力部分に大きな欠点があることが明らかとなったようだとのうわさがささやかれている。
2019年にはメルセデスが2つのバージョンの新型マシンを準備し、2回に分けて行われたテストにそれぞれ異なるマシンを投入したという経緯があるが、かつてミナルディでテストドライバーを務めたこともあるイタリア出身元ドライバーのマッテオ・ボッビは『Sky Italia（スカイ・イタリア）』にフェラーリも同じことを考えている可能性があると次のように語った。
「フェラーリでは昨年のメルセデスと同じようにテストに2つのバージョンのマシンを持ち込むのではないかとのうわさがあるんだ」
「最初の週には空力のレベルにおける基本バージョンが用いられ、信頼性とともにパズルを組み立てることができる。そして2週目には彼らがメルボルン（F1開幕戦オーストラリアGP）に持ち込むものに非常に近い最終バージョンを目にすることになるだろう」
「それはメルセデスが昨年用いた戦略と一緒だ」
ボッビはさらに、フェラーリではシーズンオフの間にコーナーでもっとダウンフォースを発生するようにF1マシンの空力コンセプトを修正することをメインの課題としてきていたはずだと語り、次のように続けた。
「それに、エンジンに関しても取り組みが行われてきた。パワーはすでにかなりいいレベルにあるから、それよりも効率性に重点が置かれてきているんだ」
「昨年のエンジンは大きなパワーを有していた。だが燃料消費も大きく、それはメルセデスやレッドブル以上だったんだ」
そう語った41歳のボッビは次のように付け加えている。
「だが、全体的に見れば、今シーズンのマシンが劇的に変わるとは思っていないんだ。ルールは同じだからね。それよりも、この数か月間の作業による進化を期待しているよ」
2020年のF1プレシーズンテストは1回目が2月19日（水）から21日（金）まで、2回目が同26日（水）から28日（金）まで、合計6日間にわたってスペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われることになっている。
