2020年4月に予定されているF1中国GPに暗雲が立ちこめている。
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスによる肺炎が相次いでおり、これまでに患者数は800人以上、死亡者数は20人以上に達している。
日本の外務省は24日(金)、4段階で定めている「感染症危険情報」として、武漢を含む湖北省全体の危険度を「レベル3」に引き上げ、「渡航中止勧告」を発出した。レベル2は「不要不急の渡航は止めてください」と注意を促し、レベル4になると「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」となる。
中国はウイルスが蔓延を防ぐため武漢全体を封鎖。また中国自動車連盟は「4月までのすべてのスポーツ大会」を禁止した。
中国自動車連盟は、この禁止について「ウイルスの大流行の防止およびコントロールするための措置のひとつ」であると述べた。
F1中国GPは2020年4月17日〜19日に開催予定となっており、開催可否の判断はもう少し様子を見る必要がありそうだ。