レッドブルでは2020年型F1マシンを2月12日(水)に公開する計画で進めているようだ。ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じている。
ここまでのところ、2020年型マシンの発表日を明らかにしているのはフェラーリと今年からアルファタウリとチーム名称が変わるトロロッソだけだ。フェラーリでは2月11日(火)、アルファタウリは同14日(金)に新車を公開することになっている。
フェラーリでは2月19日(水)からバルセロナで行われる今年最初の公式プレシーズンテストの8日前というかなり早いタイミングで新車を発表することになるが、チーム代表を務めるマッティア・ビノットはこれに関して次のように語っていた。
「我々はかなり早い時期に新車を発表することになる。我々が最初だと思うよ」
普通どのチームもギリギリまで時間を使って新車の開発・製造を行うことが当たり前となっている。コマーシャル的な目的によりカラーリングだけを早めに発表するケースは別として、プレシーズンテストの開始数日前もしくは直前に新車を発表するチームが多いのが事実だ。
とりわけ、レッドブルはこれまで新車の公開タイミングはほかのチームと比べても遅い方に属していた。もし本当に12日に新車を公開することになれば、これはレッドブルとしてはかなり異例のことだと言えるだろう。
だが、レッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は次のように語り、今年は予定よりもかなり順調に新車の製造が進んでいることを明らかにしている。
「今年は何も言い訳をする必要はないよ。初めて、我々は通常のスケジュールよりも14日早く進んでいる」
「我々はかつてなかったほどいい状態で新たな年を迎えることになるし、素晴らしいコンセプトも有している。あとは結果を出すだけだよ」
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の報道が正しければ、今年最初のプレシーズンテストのちょうど1週間前、そしてフェラーリの新車発表の1日後に2020年型レッドブル・ホンダF1マシンがベールを脱ぐことになりそうだ。