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ニコラス・ラティフィのスポンサーマネーでばん回を期すウィリアムズ

2020年01月09日(木)18:18 pm

ウィリアムズに、ロバート・クビサの後任としてフルタイムドライバーを務めることになったニコラス・ラティフィによるスポンサーマネーが注ぎ込まれ始めているようだ。

2018年から2年連続でコンストラクターズ選手権最下位に沈んだウィリアムズだが、こうした結果を受けて多くのスポンサーが離れていったことが最近明らかとなっている。

その中には2015年からウィリアムズを支えてきていたデオドラントブランドの『Rexona』や、昨年クビサが持ち込んだポーランドの『PKN Orlen』といった大口スポンサーも含まれている。

だが、ウィリアムズから今季F1デビューを飾ることになったラティフィの父親マイケル・ラティフィはカナダの大富豪であり、マクラーレンの共同オーナーも務めている人物だ。

そして、2020年のウィリアムズF1マシンのリアウイングには昨年まで施されていた『PKN Orlen』のロゴに替わってラティフィが創設した企業である『Sofina』のロゴが配されることになるという。

『Sofina』はカナダで3番目に大きな食品会社として知られており、伝えられるところによれば2020年にはウィリアムズにおよそ4000万ドル(約44億円)ほどのスポンサーマネーを持ち込むことになるようだ。

さらに、ウィリアムズのマシンにはこれまでニコラス・ラティフィのパーソナルスポンサーを務めていたイタリアのコーヒーブランドである『Lavazza』のロゴも描かれることになるようだ。ちなみに、マイケル・ラティフィが経営する『Sofina』がカナダにおける『Lavazza』の独占販売権を有していることも知られている。

ともあれ、2020年には最下位脱出を目指すことになるウィリアムズだが、チーム副代表のクレア・ウィリアムズは2021年から大きく変わるF1ルールに備える必要もある困難なシーズンになるだろうと示唆し、次のように語った。

「本当に、私たちは2019年と2020年をひとつの長期キャンペーンだととらえています。ですから困難ではありますが、私たちとしては2021年のレギュレーション導入を望んでいました」

「私たちはそのために懸命な働きかけをしてきました。私たちはこれから直面する問題に立ち向かうだけですし、できる限り最高の仕事をするだけです」

2021年にはF1マシンに関する新たな技術ルールが導入されることに加え、バジェットキャップと呼ばれるF1チームの予算上限値制度も導入されることになっている。これがうまく機能すればチームごとの予算格差が小さくなり、ウィリアムズのようなプライベートチームが自動車メーカー系のチームと争うことも可能となると考えられている。

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