レッドブルのドライバー管理責任者であるヘルムート・マルコが、マックス・フェルスタッペンが2021年にメルセデスへ移籍するのではないかと「非常に心配していた」ことを認めた。
レッドブルは7日(火)にフェルスタッペンとの契約を更新したことを発表。少なくともフェルスタッペンは2023年までレッドブルで戦うことになった。
マルコはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。
「休みを利用して契約の見直しをしていたんだ。私は2021年にマックスがメルセデスに行くのではないかとすごく心配していたよ」
伝えられるところによれば、新契約によってフェルスタッペンの報酬は現在の2倍もしくは3倍にはねあがると考えられているようだ。さらに、新契約の中にはフェルスタッペンに対し最高のエンジンを提供することを保証するという内容も含まれているという。
「現在我々にはホンダがある」
そう語ったマルコは次のように付け加えている。
「私は彼らが続けるだろうと考えているよ」
マルコのこのコメントは、ホンダが現時点では2022年以降もF1活動を継続するかどうかが不透明な状況にあることに言及してのものだ。
マルコはさらに、うわさされているフェルスタッペンの報酬倍増に関して質問を受けると次のように答えた。
「新契約は安いものではないよ。だが、私はポーカーのような賭けをしたとは思っていないんだ」
実際のところ、レッドブルにとってはフェルスタッペンをつなぎとめることが再びタイトルを獲得するための絶対条件であったことは間違いないだろう。
「これは我々にとって非常に重要なステップなんだ」
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったマルコは次のように付け加えている。
「これで、我々はもっと自信を持って将来に目を向けることができるよ」