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【特集】ホンダF1が2020年に勝てる5つの理由。なぜマクラーレン・ホンダは失敗し、レッドブル・ホンダは成功するのか?

2020年01月01日(水)0:01 am

2019年、ホンダF1が優勝したことは日本のファンの間では大きな話題になったが、世界ではどのように見られていたのだろうか? この特集は日本から見たホンダではなく、「海外のライターから見たホンダ」に焦点を当てている。

1964年に日本のメーカーとして初めてF1参戦を行ったホンダは、1968年シーズンで第1期の活動を休止するも、その後1983年から1992年までの第2期、2000年から2008年までの第3期を経て、2015年にはエンジンサプライヤーとして“第4期”F1活動を開始。再びロン・デニス率いるマクラーレンと組み、マクラーレン・ホンダが復活した。

マクラーレン・ホンダといえば、1988年にはアイルトン・セナとアラン・プロストを擁して16戦中15勝を飾るなど、圧倒的強さを誇った伝説的F1チームであり、その復活には大きな注目を集めた。

だが、2015年に復活したマクラーレン・ホンダは結果として大失敗に終わった。

なぜこの伝説のタッグは成功しなかったのか? 何が間違えていたのだろうか?

筆者の意見では、マクラーレンを率いていたロン・デニスは正しい事実に基づいていた。つまり、ワークスエンジンメーカーの全面的なサポートなしにワールドチャンピオンを獲得することは不可能ということだ。

しかし、ホンダはマクラーレンと決別して、2018年にレッドブルのジュニアチームであるトロロッソのエンジンパートナーとなり、2019年からはレッドブルにもエンジン供給を開始。そして2020年にはレッドブル・ホンダが間違いなくF1タイトル争いに加わってくるだろうと考えられている。

では、マクラーレン・ホンダとレッドブル・ホンダは何が違ったのだろう? なぜ2015年から3年間に及んだホンダとマクラーレンのコラボレーションがうまく機能しなかったのか? その答えは「すべて!」と言える。

この特集では5つのパートに分けてホンダの“第4期”F1活動のここまでの経緯を振り返ってみることにする。

(文:Andrew Maitland/翻訳・編集:トップニュース編集部)

●【特集】ホンダF1が2020年に勝てる5つの理由。なぜマクラーレン・ホンダは失敗し、レッドブル・ホンダは成功するのか?
●【ホンダF1特集:パート1/5】マクラーレンの御家騒動
●【ホンダF1特集:パート2/5】ホンダの楽観視と準備不足
●【ホンダF1特集:パート3/5】アロンソの忠誠心の欠如
●【ホンダF1特集:パート4/5】レッドブルの勇気ある選択と幸運
●【ホンダF1特集:パート5/5】レッドブルの賢い戦略

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