ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)は2020年に向けて明確な目標を設定している。
今季レッドブル・ホンダのドライバーに抜擢されたガスリーだったが、思うような結果が残せず、第13戦ベルギーGPからアレクサンダー・アルボンと入れ替わりに再びジュニアチームのトロロッソに降格されていた。
レッドブルは来季もアルボンをマックス・フェルスタッペンのチームメートとして続投させることを決定し、ガスリーは来季アルファタウリとチーム名称が変わるトロロッソで2020年シーズンに臨むことになっている。
しかし、トロロッソに降格となった後のガスリーはそれで腐ることなく、コンスタントに好パフォーマンスを見せ、第20戦ブラジルGPではチャンスをうまくものにして自身のF1キャリア最上位となる2位表彰台を獲得する活躍を見せた。
辛辣なコメントをすることが多いことで知られる1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブも、今季トロロッソに降格された後のガスリーはよくやったと思うと『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように語っている。
「彼は今シーズン後半に大きく成長したよ」
そのガスリーは、イタリアの『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』に対し、次のように語った。
「僕はレッドブルに戻りたいと思っている」
「来年は困難なシーズンを迎えることになる。だけど、僕は一貫性のあるパフォーマンスを示す必要がある」
「これまでのシーズンで得た経験がそれを助けてくれるはずさ」
そう語った23歳のフランス人ドライバーは次のように付け加えた。
「僕はまだレッドブルで何をする力があるかを示すことができていないのは確かだからね」