マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、もしメルセデスのF1マシンに乗っていたら自分のドライビングスタイルも少し違うものになっていただろうと語った。
2015年に17歳の若さでF1デビューを飾ったフェルスタッペンだが、これまで攻撃的過ぎる走行により批判を受けることも多かった。
だが、5年目のF1シーズンを迎えた今年は、フェルスタッペンもかなり成長し、うまいレース運びができるようになったと考えている者も多いようだ。
だが、今年通算6回目のF1ドライバーズタイトルを手にしたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、22歳のフェルスタッペンは今でも時折攻撃的過ぎる走りを見せることがあると語っている。
そのことに関して質問を受けたフェルスタッペンは母国オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように答えた。
「それは世代と関係があるかもしれないね。だけど、僕も彼の最初の5年間とそれほど違う走り方をしているとは思わないよ」
さらに、以前に比べて攻撃的な走りをすることが少なくなったと考えられていることに関してコメントを求められたフェルスタッペンは次のように答えている。
「いや、それはF1での経験が増したことによるものだと思う。何をすることができて、何がだめなのか、以前よりうまく判断できるようになっただけさ」
フェルスタッペンは、乗っているF1マシンの違いがドライビングスタイルに大きく影響してくるのも確かだとハミルトンのメルセデスF1マシンに言及しながら次のように続けた。
「彼(ハミルトン)はF1タイトルがとれるクルマに乗っているってことだよ」
「ときには彼と戦うチャンスもあるけれど、そのときは少しばかりハードに攻めなくてはならないんだ。そうしないとチャンスはないからね」
「もしそれが逆で、僕がそういうクルマに乗っていたとしたら、僕もそれほど攻撃的な走りはしないと思うよ」
そう語った22歳のフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「そういう位置にいれば、タイトルを狙うのに十分なポイントをとればいいだけなんだ。だから、ときにはほかのドライバーに勝たせて自分は(リスクを犯さずに)2位でフィニッシュするほうがいい場合だってあるよ」