レッドブル・ホンダに所属するマックス・フェルスタッペンが、将来F1キャリアを続けるためにグリッド後方に下がることを受け入れるつもりはないと主張した。
2020年シーズンにはフェルスタッペンがF1タイトル争いに加わってくるだろうと考えられているが、同時にそれが失敗に終わったときには2021年にはメルセデスもしくはフェラーリへ移籍する可能性もあるとうわさされている。
いずれにせよ、今後のF1を引っ張っていくスタードライバーの1人である22歳のフェルスタッペンだが、自分がどれほど長くF1を続けることになるかはパフォーマンス次第だと母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「僕たちのスポーツではクルマによる違いがはっきりとしている」
「今では僕もトップ争いをすることに慣れているし、キャリア終盤にそこから後戻りするつもりはないよ」
昨年までフェラーリで走っていたキミ・ライコネンは今季アルファロメオに移籍し、10月には40歳となっている。自分も将来ライコネンのようなキャリアを歩みたいと思うかと尋ねられたフェルスタッペンは、きっぱりと「ノー」と答えている。
伝えられるところによれば、フェルスタッペンはオランダの「アスリート・オブ・ザ・イヤー」の有力候補にあげられているという。だが、フェルスタッペンはそれにはまったく興味がないと次のように語った。
「そのことを話したいとは思わないよ。そういうものは全然必要ないね」
「僕はF1で勝つだけで、ほかのスポーツと比較されることは好きじゃないんだ」
とはいえ、2020年には1985年以来となるオランダGPが開催されることになっている。フェルスタッペンもザントフォールト・サーキットに詰めかけた母国のファンの前で走ることを楽しみにしているようだ。
「僕はサーキットの改築には関与していないんだ。それにはあまり興味がないからね。だけど、全体的にはこれまでと変わらないはずだよ」
現在オランダGP開催に向けて急ピッチで改築作業が行われているザントフォールト・サーキットに言及したフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「バンクもあるし、いくつかのセクションは広くなるだろう。でもザントフォールトであることに変わりはないよ」