マクラーレンのカルロス・サインツが、2021年にF1タイヤホイールが現在の13インチから18インチに変わっても、ドライビングスタイルはほとんど変わらないだろうとの見解を示した。
F1公式タイヤサプライヤーであるピレリは、現在2021年から導入が予定されている18インチホイール用タイヤの開発を行っており、最近マクラーレンの協力のもとフランスのポールリカール・サーキットでプロトタイプタイヤによるテストを実施していた。
「前向きなフィードバックが得られたよ」
ピレリの自動車レース責任者を務めるマリオ・イゾラはスペインの『AS』にそう語ると次のように付け加えた。
「マクラーレンと一緒にやることで、ルノーと9月に行ったいくつかの結果を確認することができた」
今回のテストではサインツとランド・ノリスの2人のドライバーが実際に18インチホイール用タイヤのテストを行ったが、その内容について質問を受けた25歳のサインツは次のように答えた。
「守秘義務があるからあまりしゃべることはできないんだ」
「ピレリとマクラーレンによるプライベートテストだし、そのレポートはほかのチームにも送られているよ」
「業務上の都合によって僕はあまり話せないけれどね」
そう語ったサインツだが、現在の13インチホイールから18インチに変わったとしても、ドライバーがそれに慣れるのにはそれほど時間はかからないだろうと示唆するように次のように付け加えている。
「違いはけっこうあるよ。どういうふうに違うのかは言えないけれどね」
「だけど、ドライビングスタイルは変わらないよ。変える必要があるのはクルマのセッティングさ。でも(走行)ラインはポールリカールで行われた(フランス)グランプリ週末のときのものと非常によく似ているよ」