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【ホンダF1】最終戦が行われるアブダビで2021年以降のF1活動継続を発表か

2019年11月19日(火)16:44 pm

ホンダが2021年以降もレッドブルと組んでF1活動を継続する可能性が高まっていると報じられている。

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F1オーナー、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)、そして各F1チームの間に結ばれている現在のコンコルド協定は2020年で満期を迎えることになっており、今後各チームではこれから2021年以降の新たな協定締結に向けて動き出すことになる。

つまり、現時点においてはまだ2021年以降のF1参戦が本当に確定しているチームはないということだ。

そして、現在レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソにエンジンを供給しているホンダもまだ2021年以降もF1参戦を継続するかどうかを明らかにしていない。

マクラーレンと組んで2015年にエンジンサプライヤーとしてF1活動を再開したホンダだが、以後数年にわたってライバルメーカーとの差を縮めることができず、マクラーレンとの関係にも2017年限りで終止符が打たれるという苦難を経験してきた。

だが、2018年にトロロッソのエンジンサプライヤーとなったホンダは今季からレッドブルにもエンジン供給を開始。そして第9戦オーストリアGPで念願の初優勝を遂げると、第11戦ドイツGP、そして先週末に行われた第20戦ブラジルGPでも勝利し、今季ここまでに3勝を達成。確実にそのパフォーマンスレベルを向上させてきている。

しかも、ブラジルGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝するとともに、運に恵まれた一面はあったもののトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)も2位表彰台に上り、ホンダエンジンが1-2フィニッシュを達成している。

ホンダF1プロジェクトの田辺豊治テクニカルディレクターはこのほどオランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように語り、ブラジルGPの結果はホンダが今後のF1活動を検討するにあたって「前向きな影響」を及ぼすものになるだろうと示唆している。

「私は今回の結果が今後に向けて前向きな影響を及ぼすよう期待しています」

また、同じくオランダの『De Limburger(リムブルガー)』紙は、レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)がインテルラゴス・サーキットでのブラジルGPを終えた後直接日本に向かったと報じ、次のように続けている。

「パドックの情報筋は2021年のエンジン供給契約に向けての動きがあることを知っている」

「日本人(ホンダ)は2週間後にシーズン最終戦が行われるアブダビにおいてニュースを発表したいと考えているようだ」

ホンダの田辺TDは2021年以降のF1継続問題について、次のように付け加えている。

「私はこのプロセスには関与していませんが、取締役会がそれに取り組んでいるところです」

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