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「ボッタスとの単年契約はまずかったかも」とメルセデスのボス

2019年11月07日(木)19:10 pm

メルセデスF1チームのトト・ヴォルフCEOが、2021年以降に向けてドライバーとの契約期間を再考する準備があると語った。

初のF1ドライバーズタイトル獲得を達成した時点で突然のF1引退を発表したニコ・ロズベルグの後任として2017年からルイス・ハミルトンのチームメートを務めているバルテリ・ボッタスだが、ここまでの3年間はいずれも単年契約の繰り返しという形となっている。そして2020年も同じ単年契約だ。

ボッタスはこれまでずっと単年契約の繰り返しでやってきた不安定な状況が少なからず自分のレースに影響したのは確かだと考えている。

「さまざまなうわさがささやかれたしね。僕は自分がどうなるのかまったく分からなかったよ」

今シーズン途中に2020年にはエステバン・オコンが来季ボッタスの後任となることがほぼ確実となったというようなうわささえささやかれていたことに言及したボッタスはそう語ると『Sport.de』に次のように続けた。

「アスリート、そしてドライバーとして、それが理想的な状況でないのは確かだよ。完全に自分の仕事に集中できるだけの心の平安がなかったし、来年もまた同じような状況に置かれることになってしまうんだ」

「現時点では、自分のペースはいいし、ドライビングを楽しめているからあまり心配はしていないけれどね」

そして、ボッタスが2017年にメルセデスに加入する以前はボッタスのマネジメントチームの一員でもあったヴォルフも、2021年以降についてはそうした契約のしかたを見直す可能性もあると認めている。

「どうやらそれが彼に影響を及ぼしてしまっていたようだし、今後はそれを考慮に入れて自分の仕事をもっとうまくできるようにしたいと思っている」

そう語った47歳のヴォルフは次のように付け加えた。

「2021年に向けてはすべてのドアが開かれた状態だ。我々のドライバーたちは誰もこのチームとの契約がない。だから非常に興味深い状況を迎えるだろうね」

2021年からF1にこれまでとは大きく変わる新レギュレーションが導入されることから、ほとんどのドライバーたちの現在の契約も2020年までとなっている。来季はドライバー市場にまつわるうわさや情報がこれまでになく飛び交うシーズンとなるのは確かだろう。

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