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【決勝レポート】レッドブル・ホンダは3位!ハミルトンが歴代単独2位となる通算6回目のチャンピオン確定/F1アメリカGP

2019年11月04日(月)6:48 am

2019年F1第19戦アメリカGPが11月3日(日)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1周5.513km)で3日目を迎え、現地時間13時10分(日本時間4日04時10分)から行われた決勝でメルセデスのバルテリ・ボッタスが優勝した。今季4勝目、通算7勝目。

●【決勝結果】2019年F1第19戦アメリカGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

なお、このレースでルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位となり、今季のF1ドライバーズタイトル獲得を確定させた。ハミルトンはこれで通算6回目のタイトル獲得となり、ミハエル・シューマッハが持つ歴代最多記録の通算7回にあとひとつと迫った。

56周で争われるレースがスタートするとポールポジションスタートのボッタスがトップの座を守ってターン1を抜けていく。そして3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)をかわして2番手に浮上。2番グリッドスタートだったベッテルはなぜかペースが上がらず、次々に後続マシンにオーバーテイクを許してしまう。

6番グリッドスタートだったアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は7番グリッドスタートのカルロス・サインツ(マクラーレン)との接触でダメージを負ってしまいピットイン。ここでミディアムタイヤに交換し、最後尾でコースに戻った。

7番手にまで順位を落としたベッテルだが、その後ペースが落ち着き始めたように見えた。ところがレースが8周目に入ったところで縁石に乗ってしまったベッテルの右リアサスペンションが壊れてしまい、ここで無念のリタイアとなってしまった。

2番手に浮上していたフェルスタッペンが14周目を迎えるところでピットに戻り、ここでハードタイヤに交換。フェルスタッペンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の後方4番手でコースに復帰する。

トップを走行していたボッタスもこれに対応して次の周にピットイン。こちらもハードタイヤに交換してフェルスタッペンの前でコース復帰を果たした。その後ボッタスとフェルスタッペンは相次いでルクレールをオーバーテイクし、2番手3番手に浮上する。

その後、ドライバーたちが次々にタイヤ交換を行い始め、コース上での順位がシャッフルされていく。

レースが25周目を迎えたところでトップを走行していたハミルトンもピットイン。ハミルトンはハードタイヤに交換し、フェルスタッペンの後ろ3番手でコースに戻った。

レースが中間点の28周目を迎えたころには最後尾に落ちていたアルボンが2回目のタイヤ交換を終えて9番手にまで浮上。その前をトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが走るという展開となる。

アルボンはその後ガスリーもオーバーテイクして8番手に上がると、さらにマクラーレンのサインツとランド・ノリスもかわし、35周目には6番手にまで順位を戻した。

その35周目にフェルスタッペンが2回目のピットインを行い、ここでミディアムタイヤに交換。フェルスタッペンはメルセデス勢に次ぐ3番手でコースに戻った。ボッタスも次の周に入るところで2回目のタイヤ交換を行い、ミディアムタイヤでコースに戻る。

この時点では1回ストップ作戦のハミルトンがトップに立ち、それを2番手ボッタス、3番手フェルスタッペンが追いかける展開となった。

41周目にアルボンが3回目のピットイン。ここで一番軟らかいソフトタイヤに交換。アルボンはこの時点で10番手に下がるが、その後再び順位を上げたアルボンは46周目にはサインツをとらえて6番手に復帰。そして48周目にはダニエル・リカルド(ルノー)をとらえて5番手に浮上する。

レースが終盤に入ると2回ストップ作戦をとったボッタスが、1回ストップでトップに立っていたハミルトンの背後に迫り始める。

そしてついに52周目にボッタスがハミルトンをとらえてトップの位置を奪還。そのままトップチェッカーを受けてポール・トゥ・ウィンを達成した。

終盤ハミルトンを追い上げていたフェルスタッペンだが、オーバーテイクができるところにまでは届かず、ハミルトンが2位、フェルスタッペンが3位でチェッカーを受けた。2位でゴールしたハミルトンはここで通算6回目となるドライバーズタイトル獲得が確定している。

4位はルクレール、アルボンは最後尾からスタートポジションの6番手からひとつ順位を上げる5位にまでばん回してレースを終えている。

トロロッソ・ホンダ勢は終始トップ10圏内でレースを続けていたピエール・ガスリーが終盤に失速して順位を落とし、ラスト2周でリタイアを選択。最後の最後にダニール・クビアトが10番手に飛び込んでフィニッシュしたものの、レース後に5秒ペナルティーが科され、正式結果では12位に下がってしまった。

■決勝トップ10ドライバー(暫定)

優勝/バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2位/ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3位/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
4位/シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5位/アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
6位/ダニエル・リカルド(ルノー)
7位/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー)
8位/カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー)
9位/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
10位/セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

次戦2019年F1第20戦ブラジルGPは11月15日(金)の現地時間午前11時(日本時間23時)にインテルラゴス・サーキットで開幕。決勝は11月17日(日)の現地時間14時10分(日本時間18日02時10分)にスタートする。

●【F1ハイライト動画】レッドブル・ホンダは3位と5位、ハミルトンはファンジオを超える6度目の世界王者獲得/F1アメリカGP
●【ペナルティ】10位フィニッシュのクビアトは5秒ペナルティで12位へ。何があった?/F1アメリカGP

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