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F1メキシコGP表彰台で“セルフィー男”を押しのけていたベッテル

2019年10月30日(水)5:15 am

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、先週末に行われたF1メキシコGP決勝後の表彰式について、セルフィー撮影をしようとしていたスタッフが気に入らなかったと認めた。

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メキシコGPの表彰式はほかのサーキットとは違い、かつて野球場だった部分を利用して設けられたスタジアムセクションと呼ばれるエリアで実施されるのが特徴となっている。

今年は優勝を遂げたルイス・ハミルトン(メルセデス)がマシンとともに表彰台前に設けられたエレベーターで上昇してくるという演出も取り入れられ、表彰式は熱狂的なメキシコのF1ファンの大歓声に包まれていた。

だが、このレースで2位となりハミルトンやバルテリ・ボッタス(メルセデス)とともに表彰台に上ったベッテルには今週末にメキシコで行われる“死者の日”の祭りで見られる死者をイメージしたようなコスチュームを着たスタッフが自分たちと一緒にセルフィー撮影をしようとしたことが気に入らなかったようだ。

ベッテルは記念撮影のために肩を組んだドライバーたちと一緒にセルフィー撮影を行おうと近づいてきたスタッフを手ではらいのけ、そばに来るなというしぐさを見せたのだ。

「(ハミルトンの)クルマが表彰台に上ってきたのはよかったね。どこででもやれるってわけじゃないにしてもね。よかったよ。セルフィーの棒を持ったやつを除けばね」

そう語ったベッテルは次のように付け加えた。

「だから、僕は彼を押しのけたんだ」

さらに、ベッテルにとっては表彰台上で受け取った2位のトロフィーもお気に召さなかったようだ。

「僕たちはいいレースをした。そして受け取ったのはこういうつまらないトロフィーだよ」

そう語ったベッテルは、F1公式スポンサーであるハイネケンのロゴが刻まれたトロフィーについて次のように付け加えた。

「今後はもっと伝統的なものにすべきじゃないかな。ハイネケンはもうどこでも見られるし、トロフィーにまで彼らのロゴが必要なのかな?」

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