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【スーパーフォーミュラ】トヨタのキャシディが新王者!ホンダの山本尚貴は連覇ならず

2019年10月28日(月)0:33 am

2019年第7戦スーパーフォーミュラ最終戦となる「第18回JAF鈴鹿グランプリ」(三重県・鈴鹿サーキット)が27日(日)開催された。

5人がタイトル獲得の可能性を残してのレースとなったが、1ポイント差のランキング2位で臨んだニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)が2位でフィニッシュし、逆転で自身シリーズ参戦3年目にして悲願のシリーズチャンピオン獲得を果たした。トヨタにとっては2017年の石浦以来、1シーズンぶりのタイトル奪還となった。

国内トップフォーミュラでの外国人ドライバーチャンピオンは、2011年のアンドレ・ロッテラー以来(当時はフォーミュラ・ニッポン)。キャシディはスーパーフォーミュラとなってからは初の外国人チャンピオン、そして新型車両SF19での最初のチャンピオンにも輝いた。

新型車両SF19が導入された今季は、ここまでの6戦全てで勝者が異なるという混戦模様。トヨタ勢のキャシディは、開幕戦で優勝、第4戦と第5戦では3位表彰台を獲得しており、首位と1ポイント差の2位でチャンピオン獲得を目指していた。

最終戦は通常のポイントに加え、優勝者に3点のボーナスポイントが加えられるため、ポールポジションと加えて最大14点が獲得可能だった。

先日のF1日本GPでF1デビューを果たし、ランキング首位で臨んだ山本尚貴はこのレースを5位でフィニッシュし、シリーズ連覇はならなかった。

■VANTELIN TEAM TOM'S 37号車 ドライバー ニック・キャシディ

「何と言って良いか、言葉が出ません。ピットに帰ってくるまで、ずっと泣いていて、無線でも何を言っていたか分かりません。

タフなシーズンでした。我々は常に最速ではありませんでしたが、素晴らしいチームと共にレースで強さを見せ、それが結果に繋がりました。

これで私自身、日本で3つのタイトルを獲得することができましたが、その全てがトムスチームと共に得たもので、彼らは家族のような存在です。その彼らのためにも、チャンピオンを獲得できて本当に良かったです。ずっと応援してくれたファンの皆様にも感謝しています」

■【最終戦】スーパーフォーミュラ(トップ5)
1 野尻 智紀 TEAM MUGEN/HONDA
2 ニック・キャシディ VANTELIN TEAM TOM'S/TOYOTA
3 福住 仁嶺 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/HONDA
4 関口 雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/TOYOTA
5 山本 尚貴 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/HONDA

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