NEXT...F1開催スケジュール

【FP2レポート】ホンダ勢は好調キープもアルボンがクラッシュ/F1メキシコGP

2019年10月26日(土)6:00 am

2019年F1第18戦メキシコGPが10月25日(金)、エルマノス・ロドリゲス・サーキット(1周4.304km)で開幕。現地時間14時(日本時間26日4時)から行われたフリー走行2回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。

●【FP2結果】2019年F1第18戦メキシコGPフリー走行2回目、タイム差、周回数

薄曇りの空の下で90分のセッションが開始されるとトップチーム勢はバルテリ・ボッタス(メルセデス)のみが一番硬いハードタイヤで、それ以外のドライバーたちは中間に位置するミディアムタイヤで走行を開始していく。

現地時間午前中に行われたフリー走行1回目で好パフォーマンスを見せたトロロッソ・ホンダ勢はダニール・クビアトがハードタイヤ、ピエール・ガスリーがミディアムタイヤでセッションを開始した。

ところが、セッション開始から15分ほどが経過したところでレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンがターン7でコントロールを失って右側のウォールにクラッシュ。幸いアルボンにけがはなかったものの、マシンは右フロントサスペンションが壊れるダメージを負ってしまい、ここで赤旗が振られてセッションが中断となった。

この時点ではベッテルがトップに立ち、チームメートのシャルル・ルクレールが2番手、3番手にレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続くという状況となっていた。

残り時間が62分となったところでセッションが再開されると、このあたりから一番軟らかいソフトタイヤでのショートランプログラムを開始するチームが出てくる。

このタイミングで中古のミディアムタイヤでコースインしたフェルスタッペンがフェラーリ勢に割り込む2番手タイムをマーク。同じくミディアムタイヤのルイス・ハミルトン(メルセデス)が3番手で続いた。

しかし、ここでフェラーリ勢が3強チームの中では最初にソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始。いったんルクレールがトップタイムを刻むも、ベッテルがそのタイムを上回る1:16.607をマークして再びトップに立つ。

セッションが折り返し点を迎えたころにソフトタイヤでのアタックを開始したフェルスタッペンがフェラーリ勢に割り込む2番手タイムを刻む。メルセデス勢もソフトタイヤに交換して走行を開始するが、あまりペースが上がらずボッタスが4番手、ルイス・ハミルトンが5番手にとどまる。

一方、フリー走行1回目で2台ともにトップ10入りを果たしたトロロッソ・ホンダ勢はこのセッションでも好調を維持。ダニール・クビアトが6番手、ピエール・ガスリーが7番手タイムを刻んだ。

その後各チームは決勝を想定したロングランプログラムに移行するが、ここでもフェルスタッペンやトロロッソ・ホンダ勢はまずまずのペースを示した。

クラッシュを演じたアルボンが最下位に沈むという展開とはなったものの、ホンダ勢はこのセッションでも3台がトップ10に入り、予選や決勝に向けて期待が膨らむパフォーマンスを見せた。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:16.607
2番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:16.722
3番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:17.072
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:17.221
5番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:17.570
6番手/ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:17.747
7番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ) 1:18.003
8番手/カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー) 1:18.079
9番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:18.261
10番手/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:18.349

F1メキシコGPフリー走行3回目は、日本時間27日(日)0時から始まる。

●【FP2ハイライト動画】ホンダ勢、3台がトップ7!1台はクラッシュ/F1メキシコGPフリー走行2回目
●【FP1ハイライト動画】ホンダ、PUに厳しい高地で4台ともトップ10/F1メキシコGP
●【FP1レポート】ホンダ勢が順調な滑り出し トップはタイトルに王手のハミルトン/F1メキシコGP

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック