NEXT...F1開催スケジュール

開催実現が不透明なF1オランダGP サーキット工事中断の可能性も

2019年10月23日(水)18:48 pm

2020年のF1カレンダーに35年ぶりに復活したオランダGPだが、いまだに本当に開催できるのかどうか不透明な状況が続いている。

オランダ出身のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の活躍により非常にF1人気が高まっているオランダでは、すでに2020年5月に開催予定となっているオランダGPのチケットが売り切れてしまっていると伝えられている。

しかし、オランダGPの舞台となるザントフォールト・サーキットではF1開催に向けた改修工事が行われているものの、地元の環境団体などがその工事の差し止めを求めて訴訟を起こすなどの行動に出ていることが明らかとなっている。

オランダでは環境保護のために、特定のエリアでの工事に関しては環境への影響が小さいと認められた場合にのみ許可が下りることになっている。だが、環境団体はザントフォールトの工事はその許可を受けずに着工されており、違法だと主張しているようだ。

実際のところ、地元当局もその工事がまだ正式に認可されたわけではないことを認めているものの、ザントフォールトではカエルなどの行動をコントロールするための砂防工事がすでに着工されている状態だ。

環境団体は当局に対して書簡を出し、「サーキット・パーク・ザントフォールトは規則や手順を無視している」と批判している。

そして、オランダのビジネス専門テレビ局である『RTL Z』が伝えたところによれば、裁判所はザントフォールトの工事を暫定的に中止する必要があるかどうかの判断を27日(日)に下すことになるという。

現在の計画では、ザントフォールトでは11月から本格工事を開始することになっており、仮に裁判所から工事差し止め命令が下されるようなことになれば、来年5月3日に決勝レースを実施する予定となっているオランダGPの開催が一層危ぶまれる状況となってしまいそうだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック