マクラーレンのスポンサーを務めていたブラジルの石油会社ペトロブラスがその契約を解除したと報じられている。
ペトロブラスはその株式の約6割を国が所有する半官半民企業だ。そのペトロブラスは2018年2月に総額2億ドル(現在のレートで約217億円)に及ぶ5年契約を結んだばかりだった。
だが、今年1月にブラジルの新大統領に就任したジャイール・ボルソナーロは5月に次のように語っていた。
「現時点において、我が政府の決定により、ペトロブラスはその契約を解除する方法を探している」
そして、このほどブラジルの経済誌『Exame(イザミ)』が、ブラジル経済省が正式に契約解除に踏み切ったことを認めたと報じている。
経済大臣を務めるアドルフォ・サッシーダが用意した文書にはマクラーレンとの“不当な契約”は“解除された”と記載されているという。
ペトロブラスではこの件に関してそれ以上のことをメディアに話すつもりはないとしている。
また、マクラーレンのスポークスマンも「商業上の秘密」があり、「現時点ではコメントを行うことができない」と語っている。