マックス・フェルスタッペンが、レッドブル・ホンダは2019年F1シーズンの残り4戦に向けて“もう少しリスクをとるべきだ”と語った。
今季からホンダをエンジンパートナーに迎えたレッドブルだが、フェルスタッペンがここまでに2勝を上げているものの、シーズン終盤にきてメルセデスやフェラーリとの差がさらに開いてしまっている。
こうした状況を受け、フェルスタッペンは母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「これ以上負けるわけにはいかないよ」
「もう少しリスクを負う必要があるのは確かだ。そして、前進を果たし、予選でメルセデスとフェラーリの前にでられることを期待している」
今季F1で5年目を迎えているフェルスタッペンは2020年もレッドブル・ホンダで走ることになる。だが、現時点では誰が来季自分のチームメートになるのかはまだ明らかになっていない。
現時点での候補者は、今季前半チームメートだったピエール・ガスリー、そして後半にチームメートを務めているアレクサンダー・アルボンのいずれかだと考えられている。
だが、フェルスタッペンは昨年までチームメートを務めていたダニエル・リカルドが残留していれば、今季はもっとやりやすかっただろうと次のように続けた。
「昨年は、金曜日に2種類のセットアップを試すことができた。そしてそのうちのいい方を選んで一定の方向性で進めることができていたんだ」
「だけど、ルーキーがチームメートだと最初から彼にセットアップ作業を期待するわけにはいかないんだ。彼はまずサーキットに慣れることから始めるしかないからね」
「現時点では、僕が限られた時間の中で違うことを試さなくてはならないこともあるんだ」
そう語ったフェルスタッペンは、それだけが現時点での問題ではないと次のように付け加えた。
「今年は僕たちにとっては少しばかり困難なものになったけれど、それは恐らく新しいフロントウィングによるものだったんじゃないかと思う。冬の間にそれについて詳細に分析しなくてはね」