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【決勝レポート】メルセデスが逆転勝利!ホンダは母国レースで表彰台を逃す/F1日本GP

2019年10月13日(日)16:42 pm

2019年F1第17戦日本GPが10月13日(日)、鈴鹿サーキット(1周5.807km)で3日目を迎え、14時10分から行われた決勝でメルセデスのバルテリ・ボッタスが優勝した。今季3勝目、通算6勝目。

●【決勝結果】2019年F1第17戦日本GP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

53周で争われる決勝がスタートすると、ポールシッターのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が出遅れてしまい、その後方からスタートしたボッタスに先行を許す形となる。

5番グリッドスタートだったマックス・フェルスタッペンも順位を上げにかかるが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)との接触によりコース外へ押し出されてスピン。フェルスタッペンはこれで大きく順位を下げてしまう。

フェルスタッペンとの接触でフロントウイングにダメージを負ったルクレールもその後4周目にピットインし、最後尾でのコース復帰となった。

フェルスタッペンもルクレールとの接触でマシンにダメージを受けていたようで、その後ペースが上がってこない。フェルスタッペンは結局15周目にクルマをガレージに戻し、ここでリタイアとなってしまった。

17周目に2番手を走向していたベッテルがピットイン。ソフトタイヤでスタートしていたベッテルだが、ここでまたソフトタイヤに交換。ここでベッテルが2回ストップ作戦であることが明らかとなる。

次の18周目にはトップを走行していたボッタスもピットイン。こちらはミディアムタイヤに交換する。22周目には暫定トップに立っていたルイス・ハミルトン(メルセデス)もピットインし、やはりミディアムタイヤに交換する。

ベッテルはレース中盤の32周目にもう一度ピットに入り、ここでミディアムタイヤに交換した。

全ドライバーがタイヤ交換義務を終えた時点ではトップにボッタス、2番手ハミルトン、3番手ベッテル、そして4番手にレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが続く展開となっていた。

この時点で8番手にまで順位を戻していたルクレールだが、その後レーシングポイントのランス・ストロール、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーをかわして35周目には6番手にまで浮上する。

レースが36周目に入るところでアルボンが2回目のピットインを行い、ソフトタイヤに履き替える。アルボンは順位を下げることなく、カルロス・サインツ(マクラーレン)の前4番手でコース復帰した。

37周目にはトップを走行していたボッタスも2度目のピットイン。こちらもソフトタイヤに交換し、ハミルトンの後ろ2番手でコースに戻る。

これでドライバーズランキングトップのハミルトンがトップに立ちボッタスが2番手と、メルセデスがこのままの形で1-2フィニッシュを達成する可能性が高まったかに見えた。

しかし、レースが残り10周に近づいた43周目にハミルトンも2回目のタイヤ交換のためにピットに戻り、ソフトタイヤにスイッチする。これで順位はボッタス、ベッテル、ハミルトンと変わる。

ハミルトンは47周目に新ラップレコードとなる1:30.983のファステストをマーク。ファステストポイント1ポイントをほぼ手中に収めた。

そのハミルトンはレース終盤にはベッテルの背後に迫る。数周にわたってバトルを展開したベッテルとハミルトンだが、ベッテルもハミルトンに先行を許さない。

結局、ボッタスが53周のレースをトップで走りきり、今年の鈴鹿でのウィナーとなった。2位にはベッテル、3位にはハミルトンが続き、この3人が表彰台に上った。また、この時点でメルセデスの6年連続となるコンストラクターズタイトル獲得が確定した。

■決勝トップ10ドライバー(暫定)

優勝/バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2位/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
3位/ルイス・ハミルトン(メルセデス)
4位/アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
5位/カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー)
6位/シャルル・ルクレール(フェラーリ)
7位/ダニエル・リカルド(ルノー)
8位/ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
9位/セルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス)
10位/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

ホンダのホームレースとして迎えた日本GPだったが、ホンダ勢はアルボンが4位、ガスリーが8位で2台がポイントを獲得したものの、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは12位、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはリタイアという残念な結果に終わってしまった。

次戦2019年F1第18戦メキシコGPは10月25日(金)の現地時間10時(日本時間24時)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開幕。決勝は現地時間10月27日(日)の13時10分(日本時間28日4時10分)にスタートする。

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