レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、エイドリアン・ニューウェイ(レッドブル/チーフテクニカルオフィサー)のF1への関与度合いが減ってきているというようなことはないと主張した。
特にF1マシンの空力処理において天才的とも言われる才能を発揮してきたニューウェイだが、数年前からF1以外のプロジェクトにも関与するようになってきている。そして今後はその度合いがさらに高まっていくのではないかとも考えられている。
ここ数年、ニューウェイがアメリカズカップ用ヨットの設計やアストンマーティンの高性能スポーツカー“ヴァルキリー”の開発プロジェクトに携わってきていることはすでに知られている。そして今後は新たに発足する電動SUVによる世界選手権“エクストリームE”にも関わっていくことが明らかとなっている。
こうした状況を受け、オランダ出身元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは少し前に次のようにコメントしていた。
「1人の人物を中心として組織全体が動いているのに、その人物がいつもそこにいないということになれば、問題発生につながってしまうだろう」
だが、フェルスタッペンはニューウェイのレッドブル・レーシングへの関与度合いがこれまでよりも減るという見方は間違っていると主張している。
「彼は以前よりももっと関わっていると思うよ」
自身の公式ウェブサイトにそう語ったフェルスタッペンは、F1レギュレーションが大きく変わる2021年に向けてもニューウェイの果たす役割は変わらないはずだと次のように付け加えている。
「彼は2021年に関してもすごく関わっているよ。選択肢という点では全てが制限されるけれどね。それは理想的なことではないけれど、彼は僕がレッドブルに加わったときより今の方がもっと関与していると思っている」