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セバスチャン・ベッテル「今シーズンここまでは“まあまあ”」

2019年10月04日(金)5:15 am

2010年から2013年にかけてレッドブルで4年連続F1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、今年は2015年にフェラーリに移籍して以来最悪のシーズンを迎えている。

今季チームメートとして迎えた21歳のシャルル・ルクレールが2勝をあげ、ポールポジションを6回とっているのに対し、ベッテルは優勝1回、ポールポジション1回にとどまっている。

母国ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』から今シーズンここまでのことについて質問を受けた32歳のベッテルは次のように答えた。

「全体的にはまあまあだったと思っているよ。僕としては今季何が起きたのかを理解することが重要なんだ」

「自分自身に正直であれば、スポーツの分野だけに限らず、自分が全力を尽くしているか、あるいは、よりよいことができているかということは常に分かるものだからね」

先週末にソチで行われたF1ロシアGP決勝では、ベッテルがチームから出された指示に従おうとせず、ルクレールとの関係にも悪化の兆しが出てきているのは間違いないだろう。

ベッテルは来週末に行われる第17戦日本GP(13日決勝)を前に、今週はイタリアのマラネロにあるフェラーリ本部に赴き、そこでチーム代表のマッティア・ビノットと話し合いの場を持ったと伝えられている。

そこでどういうことが話し合われたのかは分からないが、ビノットが2020年シーズンはルクレールをナンバー1として処遇したいということをベッテルに伝えたのではないかとも推測されているようだ。

2015年にレッドブルからフェラーリに移籍したベッテルは、今年フェラーリで5年目のシーズンを迎えている。かつて1995年にベネトンで2年連続F1チャンピオンとなったシューマッハは2016年に当時低迷していたフェラーリに移籍したが、5年後にはF1タイトル獲得に成功している。

そのことに話を向けられたベッテルは次のように答えている。

「フェラーリでドイツ人がF1チャンピオンになるための青写真みたいなものがあるわけじゃないよ。あの時代と単純に比較などできないさ」

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