ダニール・クビアトが来季もトロロッソ・ホンダで走ることは間違いないようだ。
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最近、レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソのドライバーマネジメント責任者であるヘルムート・マルコが、かつて2015年から2016年序盤にかけてレッドブルに在籍していたクビアトが再びレッドブルに戻ることはないとコメントしたことが報じられた。
レッドブル復帰を目指していたロシア人ドライバーのクビアトにとっては、そのマルコの発言はショックだったに違いない。
■来季もF1に居場所があるのはうれしいとクビアト
だが、今季のF1第16戦ロシアGPが開催されているソチにおいて、トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、クビアトが「来シーズンも我々と一緒に続けることになる」とコメントしたことが報じられている。
ソチでそのことについて質問を受けたクビアトは次のように語った。
「いろんな発表を聞いているし、みんなが違うことを言っているのを耳にしている。だけど、来年もF1に居場所があることをうれしく思っているよ」
「僕はトロロッソが大好きだし、ここでもっと走ることができるのはいいことだよ」
ともあれ、クビアトがシート争奪戦からはずれたことで、2020年にレッドブル・ホンダでマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めることになるのはアレクサンダー・アルボンかピエール・ガスリーのどちらかになるわけだ。
■アルボンとガスリーは「今は自分の仕事に集中するだけ」
今年トロロッソでF1デビューを飾り、シーズン後半からガスリーと入れ替わりにレッドブルのシートを獲得したアルボンは、今はそれほど大きなプレッシャーを感じてはいないと主張している。
「すべて順調だよ」
「僕にはチーム(レッドブル)を知り、そこに慣れるためのチャンスが与えられたんだ」
「多くの人たちが僕がプレッシャーを抱えていると思っていることは知っているよ。だけど、僕は来季のことや交渉のことは少しも気にしていないんだ」
マルコは、ほぼ1か月後に行われるF1第18戦メキシコGP(10月27日決勝)の後で最終決断を下すことになるだろうとしている。
「それまでにはまだ何レースかあるからね」とアルボンは微笑みを浮かべながら付け加えた。
一方のガスリーも26日(木)にソチで「2020年のことを考えたくはないね。それよりも自分の仕事に集中したいんだ」と語ると、次のように付け加えた。
「もし僕がここ(トロロッソ)でいい仕事をすれば、僕の未来は自ずと開けてくるよ」