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セルジオ・ペレス「チームの力量差を小さくしたければレギュレーションを変えるな!」

2019年09月25日(水)19:06 pm

セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が、F1チーム間の差を縮める最良の手段は「レギュレーションに手を付けない」ことだと語った。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)、F1オーナー、そして各F1チームが個別に結んでいる現在の「コンコルド協定」と呼ばれる契約は2020年に満期を迎えることになる。

そして、その3者は現在2021年から適用される新レギュレーションの決定に向けて交渉を続けているが、なかなか思うような進展が見られないという状況にある。

2021年からはF1チーム予算にも一定の上限額が定められることになっているが、マシンも現在のものよりも重くなり、スピードも下がるだろうと言われている。これはコース上でのオーバーテイクを増やし、F1レースをもっとエキサイティングなものにするのが目的だ。

最近、レーシングポイントとの契約を2022年まで延長したことが明らかとなったペレスだが、その契約を結ぶ前に、もしも2021年以降も中団グループに属するチームとトップF1チームとの差が縮まる様子がなければ「もうここにはいなくなるだろう」と警鐘を鳴らしていた。

そのペレスが最近スペインの『Marca(マルカ)』に対し、2021年に大きくレギュレーションが変わってしまえば、少なくとも初期段階においてはチーム格差が改善されることにはならないだろうと次のように語った。

「2014年にエンジンが変更された。そして僕たちはメルセデスが歴史上最大の差を築くのを目にしてきた」

「2年前にはクルマとホイールの幅が広げられたが、そこでまた新たな差も生まれた」

「レギュレーションが変更されるたびに差が大きくなってしまうんだ。大きな予算を持つチームが自分たちの新車に多くの資金を投入するからね」

29歳のメキシコ出身ドライバーはそう語ると、次のように付け加えた。

「大規模チームたちがそれ以上改善する余地がなくなったときにやっと小規模チームが少し追い付くことができるけれど、それには数年がかかってしまうんだ」

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