ホンダの田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われる2019年F1第15戦シンガポールGP(22日決勝)に向けて抱負を語った。
ドライバーにとってカレンダーの中でも体力的な負荷が最も大きいのが、ここマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットだ。
高温多湿の環境下で、タイトなストリートコースを走るのは、マシンにとっても負荷が大きくなる。また、ギアチェンジの回数が多いコースでもあり、パワーユニットのドライバビリティーも重要なファクターだ。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「今シーズンのヨーロッパラウンドを終え、ここからはシーズン終盤に向けて、世界各地を巡るフライアウェイレースが始まります。
まずはシンガポールでの戦いになりますが、レースが行われるマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは、高速サーキットで行われた過去2戦と異なり、テクニカルな低速サーキットです。
また、23ものコーナーを有することもこのサーキットの特徴で、PUとしては数多く配置されている低速コーナーを速く立ち上がるためのドライバビリティーが重要になります。
ストリートサーキットでオーバーテイクが困難なため、予選でのパフォーマンスもキーになると考えています。
アストンマーティン・レッドブル・レーシング、レッドブル・トロロッソ・ホンダともに伝統的に得意としているサーキットですので、予選、レースに向けて十分に準備をして臨みます」