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「シューマッハは認識できている」とパリの病院関係者

2019年09月11日(水)16:46 pm

ミハエル・シューマッハが入院していると報じられた病院の匿名スタッフが、7回のF1ドライバーズタイトル獲得という史上最強の元F1ドライバーは「認識できている」と語った。

フランスの『Le Parisien(パリジャン)』紙は今週、かつてベネトン、フェラーリ、メルセデスなどで活躍した50歳のシューマッハが現在パリにあるユーロペアン・ジョルジュ=ポンピドー病院に入院していると報じた。

その記事によれば、2013年12月に起きたスキー事故で脳に重大な損傷を負ったシューマッハには現在試行的な幹細胞治療が施されているが、その治療は一定のリスクを伴うものだとされている。

シューマッハの容体に関してはほとんど何の情報も提供されていない状況が続いており、彼が現在自分がパリの病院で治療を受けていることを認識しているのかどうかさえ不明な状態だ。

イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』は、ミラノを拠点にしている生物学博士アンジェロ・ヴェスコヴィが、数年前に「シューマッハの家族の知人から連絡を受けたことがある」と語ったと報じている。

ヴェスコヴィ博士はその記事の中で次のように語っている。

「彼らは(シューマッハに)何かやれることはないかと訪ねてきたんだ」

「当時、我々は昏睡状態にある男の子の脳に多発性硬化症治療に使うのと同じ細胞を注射する試みを行っていたが、それによってかなりいい結果を得られていたんだ」

「現時点では、彼らがパリで何をやっているのかということについては仮定の話しかできない」

『Le Parisien(パリジャン)』は10日(火)に、ユーロペアン・ジョルジュ=ポンピドー病院で勤務している匿名のスタッフが次のようにコメントしたと報じた。

「確かに、彼は私のエリアにいる。そして、私は彼が認識できていると断言することができるよ」

火曜日(10日)にはスパ・フランコルシャンで亡くなったF2ドライバーのアントワーヌ・ユベールの葬儀が催されたが、シューマッハとともにフェラーリ黄金期を築いた元チーム代表であり、現在はFIA(国際自動車連盟)の会長を務めるジャン・トッドもシューマッハの息子であるミック・シューマッハとともに参列していた。

その後、彼らはユーロペアン・ジョルジュ=ポンピドー病院に立ち寄り、そこに45分間滞在したという。

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