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ハミルトンがルクレールに警告「今後僕も同じことをするかも」

2019年09月10日(火)18:45 pm

ルイス・ハミルトン(メルセデス)がフェラーリのシャルル・ルクレールに対して警告を行った。

●【決勝結果】2019年F1第14戦イタリアGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

先週末にモンツァで行われたF1第14戦イタリアGP決勝では、ポールポジションからスタートしてレースをリードしていたルクレールに対し、ハミルトンがプレッシャーをかけ続ける展開となった。

何度かルクレールをオーバーテイクしようと試みたハミルトンだったが、その都度ルクレールが攻撃的なディフェンスを行い、ハミルトンがコース外に押し出されてしまうようなシーンもあった。

今季通算6回目のF1タイトル獲得を目指して現在ランキングトップに位置しているハミルトンは、もしタイトル争いのことが全く頭になかったら、モンツァでのルクレールとのバトルに違いがあったと思うかと質問されると次のように答えた。

「僕たちはクラッシュしていただろうね」

ハミルトンは、フェラーリのホームレースであるイタリアGPで優勝するという快挙を達成した21歳のルクレールの実力を高く評価しつつも、今後は自分も彼に対して同じような攻撃的な対応をすることもありえると次のように続けた。

「もし、今回と逆の形になったときには、彼も冷静を保ってくれるよう期待しているよ」

モンツァでのルクレールの過激なディフェンスに対し、FIA(国際自動車連盟)のF1競技委員たちはサッカーにおけるイエローカードに相当する黒白旗を提示したもののペナルティーを科すことはしなかった。

もうかなり長い間F1ではこの黒白旗が使用されることはなくなっていた。だが、FIAは今季の第12戦ベルギーGPからこの黒白旗を運用する方針を示し、実際にそのレースではピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)に対して黒白旗が提示されていた。

今回、ルクレールもハミルトンに対して非紳士的行為を行ったとして黒白旗が提示されたわけだが、メルセデスF1チームを率いるチームCEOのトト・ヴォルフは、ああしたケースではペナルティーを出す方が好ましいと考えているようだ。

「もし彼ら(FIA)がそれ(黒白旗)を続けていけば、今後もっと多くのクルマが接触するところを見ることになるだろうね」とヴォルフは警鐘を鳴らしている。

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