レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、F1ベルギーGPでレッドブルでのデビュー戦を終えたアレクサンダー・アルボンのパフォーマンスを賞賛した。
●【決勝レース結果】F1ベルギーGP決勝レースのタイム、周回数、ピット回数
今季トロロッソ・ホンダでF1デビューを飾ったタイ人ドライバーのアルボンは、13戦目にしてピエール・ガスリーに代わってシニアチームのレッドブルに移籍。
レッドブルとしては2020年シーズンに誰をナンバー1ドライバーのマックス・フェルスタッペンのチームメートに据えるかを検討するために今シーズン後半はアルボンをトップチームで走らせてみることにしたのだと示唆していた。
スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたベルギーGPにはレッドブルはアルボンとトロロッソのダニール・クビアトのマシンにのみホンダのスペック4エンジンを投入。
これによりグリッド降格ペナルティーを受けたアルボンは17番グリッドという後方からのスタートとなっていた。
だが、フェルスタッペンが1周目にクラッシュしてリタイアするという想定外の展開となる中、アルボンは後方からじわじわと順位を上げ、ファイナルラップでも見事にレーシングポイントのセルジオ・ペレスをオーバーテイクしてフェラーリ勢、メルセデス勢につぐ5位でレッドブルでの最初のレースをフィニッシュしてみせた。
「アレックスは私を大いに感心させたよ」
レース後にオランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』にそう語ったホーナーは次のように続けた。
「彼はいいフィードバックを提供しているし、ペースもいいね」
「18番手(実際には17番手)から5位になったのは非常にいいスタートだよ」
「レースでの彼は非常に成熟度を示したし、おろかなことなど何もしなかった」
そう語ったホーナーは次のように付け加えた。
「モンツァ(第14戦イタリアGP/8日決勝)の週末でもいいパフォーマンスをずっと示すことができるといいね」