F1第13戦ベルギーGP(スパ-フランコルシャン)の決勝レースをホンダF1が次のように振り返った。
●【決勝レース結果】F1ベルギーGP決勝レースのタイム、周回数、ピット回数
■ホンダF1:決勝レースレポート
F1ベルギーGPの決勝は、ホンダパワーユニットを搭載するマシン4台のうち3台がポイントを獲得し、実りある一戦となった。
■「アントワーヌのために走る」
決勝前のグリッドでは、土曜日に起きた事故で逝去されたアントワーヌ・ユベール選手を追悼するための黙祷が捧げられた。アストンマーティン・レッドブル・レーシングとレッドブル・トロロッソ・ホンダの4台のマシンを含む全車は「Racing for Anthonie」のステッカーを貼って、このベルギーGPの決勝レースを走行した。
■フェルスタッペン、ライコネンと接触
スタート直後、不運にも1コーナーでキミ・ライコネン(アルファロメオ)と接触があったマックス・フェルスタッペンはマシンを破損。それがクラッシュへとつながってしまい、早々にレースをリタイアする結果となってしまった。
■アルボン、レッドブルでの素晴らしいデビュー戦
1台のみとなったレッドブル・レーシングだったが、17番手からスタートしたアレクサンダー・アルボンが、素晴らしい追い上げを見せた。
アルボンは序盤をロングスティントにするためミディアムタイヤを装着してスタート。オーバーテイクを複数成功させてトップ10までポジションアップした。
23周目にソフトタイヤを装着すると、ダニエル・リカルド(ルノー)をアウト側からオーバーテイクするなど、アグレッシブで力強い走りを見せ、8番手へとポジションを上げた。
■アルボン、ペレスと激しいバトル
レース終盤ではDRSを使用してトロロッソのダニール・クビアトを追い抜くと、最終ラップにはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)にせまった。激しいバトルの中でコース外へ追い詰められ、マシン右側が芝生の上を走行することになりながらも、オーバーテイクに成功。アルボンはレッドブル・レーシングでのデビュー戦を5位という結果で締めくくった。
■クビアト、19番手から7位へ
同じく後方の19番手からスタートしたトロロッソのダニール・クビアトも、ミディアムタイヤからスタートする作戦を採り、24周目にソフトタイヤへ交換。
スタートに成功したクビアトは13周目にはトップ10に食い込む追い上げを見せると、ピットイン後もペースは衰えず、ポイント圏内へ復帰。7位でレースを終え、6ポイントを獲得した。
■ガスリー、復帰戦で9位
また、Toro Rossoでの復帰戦となったピエール・ガスリーも、9位でフィニッシュしてポイントを獲得した。13番手からスタートしたガスリーは、最初のスティントで8番手までポジションアップ。13周でミディアムタイヤに交換したため、残り30周以上をピットストップなしで走行しなくてはならなかった。
しかし、ガスリーはタイヤをマネージしながら最後まで粘り強く走行。ランス・ストロール(レーシングポイント)を抑えきって、2ポイントを獲得した。
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■土曜日にはF2でユベールが事故死
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