夏休み明けの初戦となるF1第13戦ベルギーGP(スパ-フランコルシャン)が2日目を迎え、フリー走行3回目が行われている。
■ハミルトン、クラッシュ
フリー走行3回目もちょうど折り返しとなる30分過ぎ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がタイヤバリアに突っ込んでいる映像が飛び込んできた。直後にサーキットは赤旗が出て、セッションは走行中止となった。フリー走行では時計は止まることなく進んでいる。
リプレイ映像を観ると、ハミルトンは高速右コーナーのターンインで左側のタイヤを縁石に大きく乗せてバランスを崩した。ハミルトンは何度かステアリングで修正を試みるも、バイクのハイサイドのような状態でフラフラしながらタイヤバリアに左正面から突っ込む形で止まった。ブレーキ痕はタイヤバリアの直前しか残っていない。
ハミルトンはクルマから自力で降りていることから大事には至っていないようだ。その後、迎えに来たセーフティーカーに乗ってメディカルセンターへ向かっている。
吊り上げられたハミルトンのクルマは左前方が大きく壊れており、この後の予選までに修復が間に合うのかが注目だ。
「スパでのリタイアは過去4回あり、どのサーキットよりも多い」と、ハミルトンが得意としているサーキットではないというデータも映像で紹介されていた。
また、メルセデスはSNSで「ハミルトンによるめったにないミス」「さぁ、予選に間に合うようにルイスのW10を全員で修復しよう!」と発表している。
Let’s get to work, boys
All hands on deck to get Lewis’ W10 back in action in time for Quali! https://t.co/qcwLL2Moe6
— Mercedes-AMG F1 (@MercedesAMGF1) August 31, 2019