ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治が、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われる2019年F1第13戦ベルギーGP(9月1日決勝)に向けて抱負を語った。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「2週間のF1サマーブレイクを終え、いよいよ後半戦の戦いが始まります。また、欧州ラウンドも後半戦の幕開けベルギーGPと続くイタリアGPの2戦を残すのみとなってしまいました。シーズン開始から中盤戦に向けて我々のパフォーマンスが向上し、コンペティティブなレースを展開することができました。ここからさらにパフォーマンスを向上させ、両チームともいい流れを維持して後半戦も戦っていきたいと思います」
「今回の舞台となるスパ・フランコルシャンはカレンダーの中でも全開率が高くオールージュを駆け上がる長いストレートが特徴のサーキットです。森の中に設置された7kmにもおよぶ全長とアップダウンに富むコースレイアウトが魅力です。
今回は、パフォーマンスと信頼性両面で向上を図った新仕様のPUスペック4をレッドブルのアレクサンダー・アルボン選手とトロロッソのダニール・クビアト選手に金曜日より投入する予定です。新PU投入でグリッド降格ペナルティーの対象となりますが、パフォーマンスの改善により今後さらに上位を争う位置でレースができればと思っています」
「なお、今回からピエール・ガスリー選手とアルボン選手がチームを変わりますが、両ドライバーが新たなステージにおいてもベストな結果を残せるように今まで同様、我々も全力でサポートを続けます。レギュレーションに従い、これまでのレッドブルでのガスリー選手のPU使用基数をアルボン選手が引き継ぎ、逆にトロロッソでのアルボン選手の使用基数をガスリー選手が引き継ぐかたちになります」