ウィリアムズのロバート・クビサが、最近チームメートのジョージ・ラッセルが行ったコメントに反応した。
今季9年ぶりにF1の舞台に戻ってきたポーランド出身ドライバーのクビサだが、ここまでのところ、パフォーマンス面では今年F1デビューを飾ったばかりの21歳のラッセルに太刀打ちできない状態が続いている。
そのラッセルが最近、自分のソーシャルメディアに書き込まれるコメントのうち半分がポーランドのクビサ・ファンによる“悪意に満ちた”ものだと語ったことが伝えられていた。
この件に関し、クビサはポーランドの『Super Express(スーパー・エクスプレス)』に次のように語った。
「彼が間違っているのかどうかは僕には分からない。だけど、僕はちょうどその記事を目にしたんだけど、彼がこのイベントの前にそんなことを言ったということに少しばかり驚かされたよ」
クビサが言及したイベントとは、先週末の24日(土)と25日(日)の2日間にわたってポーランドで行われた『ヴェルヴァ・ストリート・レーシング』のことだ。
このイベントはクビサのスポンサーであるポーランドのPKNオルレン社が運営したもので、本来ラッセルも参加する予定になっていた。ところが、直前になってラッセルは「ウィルスに感染した」という理由で参加をキャンセルしている。
「僕がステージに立ったとき、ポーランドのファンたちは僕の名前と同じように彼の名前を呼んでいたよ。彼らは本当に彼のことも温かく応援していたんだ」
「ジョージはどうやら彼のソーシャルメディアへの投稿を読んだみたいだね。だけど、僕はそれはやっていないから、僕はそういう問題を抱えることはないよ」
「12年かそれくらい前に僕は批評には目を通すべきじゃないってことを学んだんだ。僕は自分の仕事をしているし、みんなには自分の意見を表明する権利もある。でもF1はすごく複雑だし、判断を下すのは簡単なことではないんだ」
クビサは先週末に行われた『ヴェルヴァ・ストリート・レーシング』において、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、現在の不振の原因について次のように語っている。
「みんなは全ての状況を理解しているわけじゃない」
「自分の走りに集中することができなかったことが何度もあったんだ」
そう語った34歳のクビサは次のように付け加えた。
「結果は見ての通りさ。だけど、自分にできることを示すのが困難になってしまう問題がほかにもたくさんあるんだ」