どうやら、バルテリ・ボッタスが2020年もメルセデスで走る可能性がかなり高くなってきているようだ。
メルセデスF1チームをCEOとして率いるトト・ヴォルフは、ボッタスを続投させるか、あるいは現在リザーブドライバーを務めているエステバン・オコンを起用するか、夏休みの間に結論を出すつもりだと語っていた。
■今週中にもボッタス残留が正式発表?
しかし、最近ではボッタス残留がほぼ確定的だという報道が相次いでいる。
例えば、ボッタスの母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』と、フランスの『L’Equipe(レキップ)』は、メルセデスではF1第13戦ベルギーGP(9月1日決勝)が開催される今週中にもボッタスの残留を正式に発表するだろうと報じている。
ボッタスの先輩にあたるフィンランド出身元F1ドライバーのJ.J.レートは、『Iltalehti(イルタレティ)』から最近のボッタスに関する報道についてどう思うかと質問されると次のように答えた。
「正式に発表されるまでは信じるわけにはいかないよ。だけど、もちろん私はそれが真実であることを望んでいるがね」
「彼はいい仕事をしたし、ハミルトンに本当によく挑戦したよ。夏休み直前にはいくつかまずいレースをしてしまったが、決定はもっと長い期間を考慮して行われてきたと私は思っている」
かつてザウバーやベネトンなどで活躍した53歳のレートは次のように付け加えた。
「チームもどのドライバーの組み合わせが彼らにとって最善なのかを考えるはずだ。ハミルトンは間違いなくボッタスがチームメートであることを望んでいるようだし、それが考慮に入れられる要素になるだろうね」
■オコンはルノー?それともハース?
一方、もしもボッタスが2020年もメルセデスに残留することになった場合、オコンはかつて2016年にリザーブドライバーを務めていたことがあるルノーと2年契約を結ぶのではないかとされている。
だが、『L’Equipe(レキップ)』は、ルノーはまだオコンとの契約を結んでおらず、今季限りで契約が切れるニコ・ヒュルケンベルグとの契約を延長する可能性も残されていると指摘。
そして、もしルノーがヒュルケンベルグとの契約を延長する場合には、オコンはロマン・グロージャンの後任としてハースへ移籍することになるだろうとしている。