マクラーレン・レーシングは9日、2020年からNTTインディカー・シリーズにフル参戦すると発表した。アロウ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(アロウSPM)とシボレーと戦略的パートナーシップを締結して、1979年以来のインディカー復帰となる。
「アロウ・エレクトロニクス(Arrow Electronics)」はタイトルパートナーとして継続し、シボレーと新たにマニュファクチャラー・パートナーシップを締結し、チーム名は「アロウ・マクラーレン・レーシング・SP(Arrow McLaren Racing SP)」と改名。シボレーエンジンを搭載した2台のクルマを走らせる。
チーム運営はアロウSPのインフラをベースとして、マクラーレンは技術的な専門知識、商業的経験、マーケティング力を提供し、優勝とシリーズタイトルに挑戦する。
アロウSPMの共同設立者であるサム・シュミッドとリック・ピーターソンは役割を継続する。
マクラーレン・レーシングのスポーティング・ディレクターであるジル・ド・フェランが、マクラーレン・インディカープログラムを率いてチームに参加する。また、ジル・ド・フェランはF1チームから独立した組織、マクラーレン・レーシングを指揮する。
■ザック・ブラウン(マクラーレン・レーシングCEO)
「インディカーはマクラーレンのレース初期からの一部であり、インディカー・シリーズは、今では北米においてブランドを成長させるための商用プラットフォームだけではなく、国際的なモータースポーツの中で最高のチームたちとの競争があるんだ」
「F1とインディカーの両方においてアロウ・エレクトロニクスとの関係を拡大し、エンジン・パートナーのシボレーとの長期契約を嬉しく思う。マクラーレンとシボレーは北米で特別な歴史を持っており、我々がインディカーへフル参戦復帰するのに相応しいよ」
「我々はインディカー、ライバル、ファン、そして今後の課題を最大限に尊重している。マクラーレンのコアはレーサーだ。そして競争する場があれば我々はレースをする。NTTインディカー・シリーズはそんなチャレンジを与えてくれるんだ」