レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、ルイス・ハミルトンとメルセデスが本気になれば、それにかなう者はいないと語った。
●【決勝レース結果】2019年F1第12戦ハンガリーGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
今シーズンのF1は開幕戦オーストラリアGPから第8戦フランスGPまでメルセデスが8連勝を飾る強さを見せ、このまま今季の全レースで勝利を飾るのではないかとさえ言われていた。
だが、第9戦オーストリアGPでフェルスタッペンが今季初勝利を飾ってそれにストップをかけると、第11戦ドイツGPでも勝利。勢いに乗ったフェルスタッペンは第12戦ハンガリーGPではキャリア初ポールを獲得するパフォーマンスを見せ、メルセデスとハミルトンに大きなプレッシャーを与えた。
ハンガリーGP決勝でもフェルスタッペンがリードしていたものの、ハミルトンは意表をつく2回ストップ作戦に切り替え、終盤についにフェルスタッペンをとらえて今季8勝目を手にした。
ハンガリーでは惜しくも優勝を逃したものの、直近4レースで2勝をあげたフェルスタッペンがシーズン後半にはハミルトンの最大のライバルとして今季のタイトル争いにも食い込んでくるのではないかとの声も聞かれるようになっている。
だが、フェルスタッペンは20秒ほどもあった差を一気に逆転されてしまったハンガリーGP決勝に言及しながら次のように語った。
「彼ら(メルセデス)が本当に攻める必要が生じたとき、彼らがどれほどの余力を持っているのかを見ることができたと思っている」
「ひとたびルイスが本気になったときには、あのクルマが今でも最強だということさ。単純な話だよ」
フェルスタッペンは、実際のところハミルトンは多くのレースでそれほど必死に攻めた走りをする必要がないほどのマシンを手にしているのだと続け、次のように付け加えた。
「だけど、ハンガリーでは彼も全力で戦う必要があったし、そういうときには彼らがチームとしてどれほどの力を持っているかということを目にすることになるんだ」