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2020年のF1は史上最多の年間22レースに?

2019年08月05日(月)17:12 pm

2020年のF1シーズンは史上最多となる22戦で争われることになるかもしれない。

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2020年にはF1オランダGPが35年ぶりに復活するとともに、新たにベトナムGPが初開催されることが決まっている。

だが、F1オーナーのリバティ・メディアは年間のレース数は今年と同じ21戦を超えないようにするとの方針をしめしていたため、現行のF1カレンダーから2レースが抜け落ちることになるものと考えられていた。

そして、ここまでに伝えられているところによれば、今季で開催契約が満期を迎えるレースのうち、バルセロナで開催されているスペインGPとホッケンハイムでのドイツGPが来季のカレンダーから消える可能性が高いと考えられている。

ところが、最近バルセロナ-カタルーニャ・サーキットがあるカタルーニャの地方政府が2020年にF1を開催することで合意したと発表。伝えられるところによれば、その合意は2020年に限ってのものだというが、いずれにしてももしスペインGPも開催されるということになれば、2020年は全22戦が開催されることになる可能性が高くなる。

そうした中、スペインの『EFE通信』が、F1チームの首脳たちが先週末にハンガリーGPが開催されたブダペストで、年間22戦の開催について話し合いを行ったと報じている。

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO)もそれを認め、次のように語った。

「22戦を行うことに関して基本的に合意したよ」

「我々としてもF1を成長させ、投資家たちを呼び込むためにはリバティに彼らの仕事を行わせなくてはならないからね」

しかし、ヴォルフは年間22戦開催を認める上でF1チームたちが提示した条件のひとつは現在3基までとルールで定められているF1エンジンの年間許容基数をこれ以上増やさないことだったと次のように続けている。

「レース数がひとつ増えるからといって技術ルールを変えてはならないんだ。それが我々が話し合ったことだった」

「これを(エンジン)コンポーネントの数を増やす機会としてはならないんだ」

だが、ヴォルフももし年間22戦が行われることになれば、F1チームとしては現行チーム体制で乗り切ることができる限界値を超えてしまう可能性もあると認めている。

「我々は自分たちのメンバーを守る必要があるし、お互いに守り合う必要がある。ひとりのクルーが世界を飛び回るだけでは不十分だという点に到達するだろう」

「我々はそれに対する対策を見いだす必要があるよ」

現在、リバティ・メディアは2021年には24戦を開催したいと考えているようだとのうわさもささやかれている。

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