F1ハンガリーGP決勝レースの49周目、2位を走行中のルイス・ハミルトン(メルセデス)がギャンブルに出た。
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ハミルトンは残り21周時点でハードからミディアムタイヤに交換し、トップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を猛追する賭けに出た。
2位のハミルトンはコース上でフェルスタッペンにオーバーテイクを仕掛けたが、フェルスタッペンが守り切った。この後「どうしたらいいんだ?」と無線で投げかけたハミルトン。
そこでピットはハミルトンをピットに呼んだ。同じハードタイヤで走行を続けても抜けないと判断したのか、ミディアムタイヤに交換して猛追する戦略に出たのだ。
ピットアウトした後のフェルスタッペンとハミルトンの差は約20秒。このメルセデスの戦略では、残り21周で1周あたり1秒以上速く走れば、終盤追いつくことになる。
しかし、ハードタイヤのフェルスタッペンもペースアップし、その差を詰めさせないようにしながら走行中だ。ペースアップすれば当然タイヤのグリップも厳しくなる。タイヤが厳しくなるのは追うハミルトンも同じだ。
もう、フェルスタッペンにはピットインするという選択はなく、コース上で逃げ切るしかない。
残り10周、トップのフェルスタッペンと2位ハミルトンの差は約12秒。ハミルトンはファステストラップを叩き出しながら、フェルスタッペンより約1.3秒も速く走行している。終盤、すごい戦いになりそうだ。
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