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【レッドブル・ホンダ】F1イタリアGPで投入される新スペックエンジンでメルセデスに追いつける

2019年08月01日(木)5:14 am

レッドブル首脳のヘルムート・マルコが、今シーズン後半にはレッドブル・ホンダがメルセデスとの差を一気に縮めていくことができるはずだと主張した。

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今シーズン前半はなかなかメルセデスの壁を崩すには至らなかったレッドブル・ホンダだが、第9戦オーストリアGPでマックス・フェルスタッペンが今季初優勝を飾ると、先週末にホッケンハイムで行われた第11戦ドイツGPで2勝目を達成。直近の3レースで2勝を上げている。

■まだタイトル獲得のチャンスはある

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』から、まだ今季のF1タイトルを狙うことは可能だと思うかと尋ねられたマルコは次のように答えた。

「私はその可能性を除外しないよ」

「本当ならフランスで投入した改良パーツがもっと期待通りの機能を発揮する必要があった。ホンダの新しいエンジンもかなり保守的なものだった」

「だが、オーストリアで我々は初めてすべてをうまくまとめ上げることができた。そしてホッケンハイムでは、うまくメルセデスにプレッシャーをかけることができれば彼らもミスをするということが示された」

■イタリアで新スペックホンダエンジンを投入

マルコはさらに、F1マシンの純粋なスピードという点に関してはもはやメルセデスとほぼ互角のレベルに到達していると次のように続けた。

「もはやそれほど離されてはいないよ」

「我々はシルバーストン(イギリスGP)でコンマ2秒以内につけたし、ホッケンハイムでもいくつかの問題さえ抱えなければもっと接近出来ていたはずだ。正しい方向に進んでいるよ」

「モンツァ(第14戦イタリアGP/9月8日決勝)ではまた改良エンジンを投入するし、ロシア(第16戦/9月29日決勝)では新しい燃料も手にすることになる。そうすればエンジンパワーもさらに強力なものとなるはずだ。それに、クルマも大きく改善される。どうなるか様子を見ていこう」

■フェルスタッペンの来季残留も確実か

マルコは、こうした状況により、フェルスタッペンが来季以降もレッドブル・ホンダにとどまるのは間違いないという自信を強めたようだ。

フェルスタッペンとレッドブルが結んでいる現在の契約は2020年までとなっている。だが、その契約の中にはパフォーマンス条項と呼ばれる契約解除条項が盛り込まれており、フェルスタッペンがそれを行使して来季メルセデスへ移籍することを考えるのではないかともうわさされていた。

そのことについて質問を受けたマルコは、「もうこれ以上のシグナルを彼に送る必要はないよ」と答え、次のように付け加えた。

「彼の自制心とリスク評価は向上してきているし、タイヤの感触をうまくつかめている。そしてバトルに関してはほとんど非の打ちどころがない。メルセデスのドライバーたちはそうではないよ。彼らはもはやバトルには慣れていないからね」

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