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【FP2レポート】不安を残したレッドブル・ホンダ、トップ2とのギャップが拡大/F1ドイツGP

2019年07月27日(土)0:14 am

2019年F1第11戦ドイツGPが7月26日(金)、ホッケンハイムリンク(全長4.574km)で開幕。現地時間15時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でフェラーリのシャルル・ルクレールがトップに立った。

●【FP2結果】2019年F1第11戦ドイツGPフリー走行2回目、タイム差、周回数

90分のセッションが開始されると、ドライバーたちはまず最も硬いハードタイヤあるいは中間に位置するミディアムタイヤで走行を開始していく。

その最初の走行プログラムではミディアムタイヤのルイス・ハミルトンがトップ、ハードタイヤを履いたバルテリ・ボッタスが2番手で続き、メルセデス勢が安定した速さを示す。ハードタイヤのルクレールが3番手につけ、それにミディアムタイヤのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続く展開となった。

セッション開始から30分ほどが経過したあたりからドライバーたちは一番柔らかいソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始する。

そしてここでベッテルが1:13.573を刻んでトップに立つ。しかし、その数分後にルクレールがこのセッションでの最速タイムとなる1:13.449を刻み、ベッテルに0.124秒差をつけてトップに躍り出た。メルセデス勢はハミルトンが3番手、ボッタスが4番手にとどまった。

レッドブル・ホンダ勢は、まずガスリーがソフトタイヤに履き替えてコースに出るものの、タイムを縮めることなくわずか3周でピットに戻る。またその後コースインしたフェルスタッペンも何かマシンにトラブルが発生したようで、タイムアタックを行わずにそのままピットロードに向かうという光景が展開された。

その後再びソフトタイヤでコースインしたフェルスタッペンはフェラーリ勢、メルセデス勢に次ぐ5番手タイムをマーク。しかし、ガスリーはペースが上がらず、15番手という順位のままで再びピットへ戻っていった。

そのままセッションは終盤に入り、ドライバーたちはロングランプログラムを展開していく。ライバル勢が周回を重ねていく中、レッドブル・ホンダ勢はガレージ内にとどまる時間が長く、あまり周回数を伸ばすことができない。

そしてセッションの残り時間が20分を切ったところでソフトタイヤでのロングランを開始していたガスリーが最終コーナーの立ち上がりでマシンコントロールを失って左側のウォールにクラッシュ。ここで赤旗が振られ、セッションが中断された。

幸いガスリーにけがはなかったものの、マシンは大破してしまっており、明日までに問題なく修復できるかどうかは微妙な状態となってしまった。

残り時間が9分となったところでセッションがリスタートされると、ドライバーたちはロングランプログラムを再開。結局その後大きな順位変動はなく、フリー走行1回目に続いてこのセッションもフェラーリが1-2体制を築いた。

レッドブル・ホンダ勢はマックス・フェルスタッペンが5番手につけたものの、ピエール・ガスリーは大クラッシュを演じてしまい、15番手にとどまった。トロロッソ・ホンダ勢はダニール・クビアトが12番手、アレクサンダー・アルボンが14番手だった。

レッドブル・ホンダにとっては今後に向けて不安を残すセッションとなってしまったが、トロロッソ・ホンダは順位はともかくクビアトがセッション最多となるトータル39周、アルボンも36周をこなす安定感を示しており、明日以降に向けて期待をつなげる走りを見せたと言えるだろう。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:13.449
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:13.573
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:13.595
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:14.111
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:14.133
6番手/ロマン・グロージャン(ハース・フェラーリ) 1:14.179
7番手/ランス・ストロール(レーシングポイント・メルセデス) 1:14.268
8番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ) 1:14.458
9番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:14.472
10番手/セルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス) 1:14.518

F1ドイツGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。

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